2026年7月10日(金)18:30~
江藤健太郎さん『人間は絶えず煌めく』(プレコ書房)
保坂和志さん『鉄の胡蝶は』(講談社)
刊行記念対談
「海の人たちによる、小説をめぐる対話」

ともに「海の人」である小説家二人による創作をめぐる対話。
《内陸の人は山の頂きのように見えるからそれを目標点としてそこを目指す。島の人、海の人は水平線の先に何もないからそっちに行く》(保坂和志『鉄の胡蝶は』より)
江藤さんと保坂さんには、ともに海辺で育ったという共通点があります。
まさに「何もないからそっちに行く」かのように、2025年、江藤さんは、不意に新人賞に小説を投稿するのをやめ、ひとり出版レーベル「プレコ書房」を立ち上げると、自ら小説本をつくり、出版するようになりました。一作目『すべてのことばが起こりますように』の累計800部の完売を経て、新刊『人間は絶えず煌めく』は、初版2000部刷り、全国流通も始めました。直接、読む人に届ける。それにつれて書く小説も、どんどん変わってきました。
保坂さんは1990年の『プレーンソング』でのデビュー以来、「小説こうあるべし!」という型に嵌った考えを疑い、むしろ「何もないからそっちに行く」運動そのものみたいに小説を書かれてきました。保坂さんの小説を読むと、スコンと底が抜けて、何だか自分も小説が書ける気がします。元気が出てきます。実際、書けるようになった人も多いとききます。小説に「上手さ」とか「仕上がりの良さ」なんて必要ない。書き手をも振り回すような生き生きとした運動こそが小説だし、そこに面白さは在ります。『鉄の胡蝶は』には、そんな運動の波がぐわんぐわんと響き渡っています。
小説を書きたい方、書き続けたい方、本をつくって出してみたい方、なんか面白そうだなあって思った方、どなたでもぜひお越しください!
登壇者プロフィール

江藤健太郎(エトウ・ケンタロウ)
1999年生まれ。小田原育ち。2025年、ひとり出版レーベル「プレコ書房」を立ち上げ、初小説集『すべてのことばが起こりますように』を自ら刊行。ほかに『ひとり出版流通攻略ガイド』(タコシェ)。2026年4月、第二作品『人間は絶えず煌めく』を個人出版としては異例の初版2000部刊行。

保坂和志(ホサカ・カズシ)
1956年山梨県生まれ、鎌倉育ち。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年「この人の閾」で芥川賞、1997年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞と平林たい子賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞、2018年「こことよそ」で川端康成文学賞をそれぞれ受賞する。また、エッセイに『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』『小説、世界の奏でる音楽』などがあり、2019年からは「小説的思考塾」を開くなど、小説をめぐる思索、探求を続けている。
開催日時:2026年7月10日(金)18時30分~(開場18時00分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町店 6階 東京堂ホール
参加費:1500円(税込み 要予約)
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↓配信もございます。詳細は下記へ
2026/7/10(金)18:30~ 『人間は絶えず煌めく』×『鉄の胡蝶は』W刊行記念対談「海の人たちによる、小説をめぐる対話」江藤健太郎&保坂和志 | Peatix




