「巴里ひとりある記」「まいまいつぶろ」(新潮社)発売記念 斎藤明美さんトーク&サイン会開催!!

演題:「高峰秀子の生き方」

尚、高峰秀子さんの一周忌(12/28)を偲んで東京堂書店では「高峰秀子フェア」と(1F入口右スグ)と1~3F階段(すずらん通り側)でパネル展を行っております。皆々様お誘い合わせの上ご来店くださいませ。

開催日時 12月15日(木)18:00~(開場17:30)
開催場所 神田神保町店6階
参加方法 参加費500円(要予約)電話または、メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「斎藤さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。電話 03-3291-5181

今週のベストセラー(11月24日調べ)

1 乱歩彷徨-なぜ読み継がれるのか 紀田 順一郎 春風社 2000円 B6
2 呪いの時代 内田 樹 新潮社 1470円 B6
3 怪優伝-三國連太郎・死ぬまで演じつづける 佐野 眞一 講談社 1785円 B6
4 黒猫の遊歩あるいは美学講義 森 昌麿 早川書房 1575円 B6
5 恋する原発 高橋 源一郎 講談社 1680円 B6
6 持ち重りする薔薇の花 丸谷 才一 新潮社 1470円 B6
7 ポーカー・フェース 沢木 耕太郎 新潮社 1680円 B6
8 河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 河北新報社 文藝春秋 1400円 B6
9 ART TRACE PRESS 第1号 松浦寿夫 林道郎 ART TRACE 1680円 A5
10 一一一一一(いちいちいちいちいち) 福永 信 河出書房新社 1680円 B6

千葉雅也さん×大山載吉さんレクチャー「ドゥルーズにおけるヒュームの経験論」開催!

ジル・ドゥルーズは、英米の経験論哲学と文学に奇妙なまでの執着をみせている。が、そのことの意義は、いまだ十分に吟味されていない。ドゥルーズの英米びいきの発端は、ヒュームの経験論である。ドゥルーズは、おそらくジャン・ヴァールの『英米の多元主義哲学』(1920年)に刺激され、ウィリアム・ジェイムズ──およびバートランド・ラッセル──のことを考えながらヒュームに遡ったのではないか、と推測できる。概して、これまでのドゥルーズ研究では、デビュー作のヒューム論『経験論と主体性』(1953年)以後になされたベルクソン解釈が、ドゥルーズ哲学──『差異と反復』(1968年)でいったん体系化されたそれ──の主たる足場であると見ることが常道であったように思われる。それに対し、ベルクソン主義よりもヒューム主義をあえて優先するような解釈実験をぶつけてみるならば、いかなるドゥルーズ像が──誇張的に──仮構されるだろうか。その存在論的また倫理・政治的スタンスは、どうなるだろうか。今回は、私の博士論文の一つの中心的テーマであるこの〈ドゥルーズのヒューム/ベルクソン問題〉について、当論文でも援用したドゥルーズ/ヒューム/ジェイムズ論「重なり合う哲学」(『現代思想』2008年12月号)の著者、大山載吉氏と共に、多面的な検討を行いたい。(千葉雅也)

今年2011年は、イギリス経験論を代表する哲学者デイヴィッド・ヒュームの生誕300年にあたります。そこで、ヒュームの哲学を今日新鮮な風の通うものとして(嵐や乱流かもしれませんが)学び直すための準備運動として、千葉雅也さん、大山載吉さんをお招きし、20世紀を代表するフランスの哲学者ジル・ドゥルーズの思想においてヒュームの経験論哲学が果たした役割を、共に検討してみたいと思います。ヒュームの哲学、ドゥルーズの哲学のハード・コアに触れることのできる貴重な機会となると思います。是非ご参加ください。 (3階売り場、哲学・芸術書担当、三浦)

開催日時 12月10日(土)15:00~17:00(開場14:30)
開催場所 東京堂書店神田神保町店6階
参加方法 参加費500円(要予約) 
※電話または、メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて件名「千葉さん大山さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。東京堂書店TEL03-3291-5181

関西文学の方舟 編集工房ノアの本

noa拠点である大阪をはじめ、京都、神戸など関西圏の著名な作家を擁するまさに「こだわり」の出版社。詩、小説、評論などの文芸作品が中心ですが歴史、社会分野の本も刊行しており、その唯一無二のラインップは圧巻の一言。1975年創業から今日までの出版活動が評価され、梓会出版文化賞特別賞を受賞されています。PR誌の「海鳴り」も読みごたえたっぷりの贅沢な作りになっており、是非皆様に御来店頂き、格調高い書物の香気に触れて頂きたいと思います。