『建築と利他』(ミシマ社)発刊記念トーク&サイン会
堀部安嗣さん×中島岳志さん
「いのち」と響き合う「住まい」を考える
かつては、建築も人間も、もっと自然の循環に溶け込んで存在していた――
新刊『建築と利他』では、そんな対話が交わされています。
それが近代になり、建築は人間の「自力」を自然に押しつける産物となり、かつては市民救済の核にあった土木も、政治と結びつき、強者の利権のための行為となってしまった。そして今も、人口が減り、空き家が増え続ける中で、新たな高層マンションや商業施設が乱立しています。
そんな中、堀部さんは、土、光、風、生き物たち、歴史、記憶…といった、その土地に「あるもの」が活きる建築を手掛られてきました。「利他」の研究を続ける中島さんは、そのあり方に、建築における利他を見ます。
私たちの暮らしと切り離せない「住まい」から、自然とともにある未来を考える――書籍には収まりきらなかったお話をたっぷり語らっていただきます。
5/15頃発売予定
堀部安嗣(ホリベ ヤスシ)
1967年、神奈川県横浜市生まれ。建築家、放送大学教授。筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。益子アトリエにて益子義弘に師事したのち、1994年、堀部安嗣建築設計事務所を設立。2002年、〈牛久のギャラリー〉で吉岡賞を受賞。2016年、〈竹林寺納骨堂〉で日本建築学会賞(作品)を受賞。2020年、〈立ち去りがたい建築〉で毎日デザイン賞を受賞。主な著書に『建築を気持ちで考える』『住まいの基本を考える』などがある。
中島岳志(ナカジマ タケシ)
1975年、大阪生まれ。北海道大学大学院准教授を経て、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『思いがけず利他』『保守のヒント』『保守と立憲』、共著に『料理と利他』『ええかげん論』『現代の超克』、編著に『RITA MAGAZINE テクノロジーに利他はあるのか?』『RITA MAGAZINE 2 死者とテクノロジー』などがある。
開催日時:2025年6月6日(金)18時30分~(開場18時00分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町6階 東京堂ホール
参加費:おひとり様 1,500円(要予約)
予約方法:東京堂書店ホームページの予約フォームにて承ります。
上記「お申し込みはこちら」のリンク先専用応募フォームからお申し込みください。
・当日12:00より1階レジカウンターにてチケット販売を開始します。 店頭・メール受付問わず、ご予約の方は全員1Fレジにて受付をお願い致します。
受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
・開場時間前後はレジが混み合いますので、お早めに受付をお済ませ下さいませ。
・6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくことはご遠慮ください。
・やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話またはメール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。
・発熱・咳などの症状があり、体調に不安がある方はご参加頂けません。
・会場入口アルコール消毒液を設置しておりますので、ご自由にお使い下さい。
・当日は係員およびスタッフの指示・注意に従ってください。指示に従っていただけない場合、参加のお断りやイベント実施が困難になる場合がございます。