「愛国者の憂鬱」(金曜日)刊行記念 鈴木邦男さんトークイベント開催!!
3月7日(金) 19時00分~

鈴木邦男の憂鬱 田母神さんて、どうして僕より人気があるの!?

<プロフィールご紹介>
鈴木邦男(すずき・くにお)
1943年、福島県生まれ。一水会顧問。学生時代から右翼・民族に関わる。新聞社勤務を経て、1972年に「一水会」を結成する。1999年までは代表、現在は顧問。著書に『竹中労』(河出書房新社)、共著に『左翼・右翼がわかる!』(金曜日)、『70年代』(金曜日)など多数。

開催日時:2014年3月7日(金) 19時00分~(開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費500円(要予約) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「鈴木邦男さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。電話:03-3291-5181
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

アルテスパブリッシング刊『Record Covers in Wadaland』和田誠レコードジャケット集刊行記念 和田誠さんトークショー開催!!(聞き手:濱田高志さん)
3月14日(金) 19時00分~

2014 3/13 満員御礼 受付終了致しました

「レコードジャケットのときめき――ジャケットデザインの50年」

イラストレーター・和田誠さんが、1960年の1作目以来今日までデザインを手がけてきたレコードジャケット350点を集大成した『Record Covers in Wadaland』。その刊行を記念して、愛する音楽をかけながら、50年以上にわたる自らの仕事を振り返るトークイヴェントを開催!聞き手は本書の監修を務めた濱田高志さん。当日はサイン本の販売も行います。ご来場の方にはもれなく特製コースターをプレゼント!

<プロフィールご紹介>
わだ・まこと/1936年生まれ。フリーランスのデザイナー、イラストレーターとして活躍。たばこ「ハイライト」のパッケージデザイン、『週刊文春』の表紙イラストレーション、星新一の著作の挿絵、書籍の装丁、また映画監督など、幅広く無数の仕事を手がけている。『いつか聴いた歌』など著書多数。

はまだ・たかゆき/音楽ライター兼アンソロジスト。国内外で400タイトルを超えるCDを企画・監修。フリーペーパー『月刊てりとりぃ』およびWEB版『週刊てりとりぃ』編集・発行人。

2014 3/13 満員御礼 受付終了致しました

開催日時:2014年3月14日(金) 19時00分~(開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加費:800円(要予約)
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

2014 3/13 満員御礼 受付終了致しました

坪内祐三さんトーク&サイン会「昭和の子供だ君たちも」開催!!
2月21日(金)18時00分~

『昭和の子供だ君たちも』(新潮社)の刊行に合わせ、
著者、坪内祐三さんトーク&サイン会「昭和の子供だ君たちも」の開催が決定いたしました!
皆さまふるってご参加ください!

■プロフィール紹介

・坪内祐三(つぼうち・ゆうぞう)
1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「東京人」編集部を経て、コラム、書評、評論など執筆活動を始める。『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代―』で第十七回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ストリートワイズ』『靖国』『文学を探せ』『一九七二』『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』『考える人』『新書百冊』『探訪記者 松崎天民』『父系図』『文藝奇譚』『大相撲新世紀 2005-2011』『東京タワーならこう言うぜ』『総理大臣になりたい』など。

 

 

開催日時:2014年2月21日(金) 18時~ (開場17時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「坪内さんイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
電話 03-3291-5181

※当日16:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

本の雑誌社『定食と古本 ゴールド』刊行記念 今柊二さん×久住昌之さんトークセッション開催!
2月28日(金)19時00分~

 2月19日(水)に発売されます『定食と古本 ゴールド』の発売を記念して、定食エッセイストにしてぶるいの古本好き・今柊二さんと、『孤独の グルメ』の原作者としてのみならず、『食い意地クン』や『野武士のグルメ』など、独自の視点が光る食エッセイの名手・久住昌之さんのトークセッ ションを開催します。

古本を漁った後の、ひとりメシの愉しみを知り尽くしたお二人の初顔合わせ。はたしてどんなトークが展開されるのか、ぜひご参加ください! 尚、 当日はトーク後にサイン会も行います。

■プロフィール紹介

・今柊二(こん・とうじ)
1967年愛媛県生まれ。定食評論家、畸人研究学会主幹。会社勤めのかたわら、日本全国の定食屋や立ち食いそば屋を訪ね歩き、日夜研究を重ねてい る。
著書に『定食と古本』『定食と文学』『かながわ定食紀行』『とことん!とんかつ道』『立ちそば大全』など多数。共著に『定本 畸人研究Z』(筑摩 書房)がある。

・久住昌之(くすみ・まさゆき)
1958年東京都生まれ。マンガ家、ミュージシャン。ユニットQ.B.B作の『中学生日記』で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。谷口ジローとの共著 『孤独のグルメ』は各国で翻訳されている。著書に『野武士のグルメ』『ひろち家飲み通い飲み』『昼のセント酒』『野武士、西へ』などがある。

開催日時:2014年2月28日(金) 19時~ (開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「今さん×久住さんイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
電話 03-3291-5181

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

上野修著『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社)特集コーナー

上野修さんの新刊『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社)の特集コーナー、神田神保町店3階哲学・思想書売場にてゆるく始まっています(ポップ、だんだん増えます。フェアの冊子、2月上旬にはできる予定です。のろまで申し訳ないかぎり)。
同書はデカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツ、以上4人の17世紀西欧を代表する哲学者を、様相(可能と不可能、偶然と必然といった、事物のあり方)の観点から縦横に、しかもいささかも鹿爪らしくなく論じた快著です。フェアでは同書とともに上野さんの他の著書、上記4人の著作、および哲学への入門書を揃えました。

ジル・ドゥルーズが『スピノザ 実践の哲学』冒頭、エピグラフにバーナード・マラマッドの小説『修理屋』から引用しているのを印象深く記憶している方も多いのではないでしょうか。そこでは登場人物が、スピノザを読んでいるときの精神の昂揚を、「急にまるでつむじ風にでも吹かれたようになって、〔中略〕魔法のほうきに乗っかったような気になります」と語っていたのでした(『修理屋』からの引用は橋本福夫訳)。さて、ここで語られている「つむじ風」とはいったい何でしょう? スピノザの口まねを試みるなら、この「つむじ風」の正体とは、「論証そのものである精神の自動機械の能動性」である、と言うことができるのではないでしょうか。
スピノザは、精神のあり方、感情のタイプを、受動と能動とに分けていました。受動的な感情とは、外的条件に刺激されることで生じる感情のことです。受動感情のひとつ、「憎しみ」のヴァリエーションである「ねたみ」の定義を挙げておきましょう。「ねたみとは人間をして他人の不幸を喜びまた反対に他人の幸福を悲しむようにさせるものと見られるかぎりにおける憎しみそのものにほかならない」(『エチカ』第3部定理24備考。畠中尚志訳)。隷属的な、悲しげな感情ですね。対して能動的な感情、端的に、自らに由来する喜びは、人間精神をして十全な認識へと導く。すなわちこれが、私たちの背中を押す「つむじ風」の正体、という訳です。
ドゥルーズの引用する『修理屋』の登場人物は続けます。「〔スピノザの哲学に〕とくにどういう意味があるかというなら、それはスピノザは自分を自由な人間にしたかったということではないかと思います」。
『哲学者たちのワンダーランド』「序章」で上野さんは、それまで主流であった、「アリストテレス注解」、「プラトン注解」、そしてそれらの「注解の注解」といった哲学のやり方を、17世紀の哲学者たちはやめてしまった、と指摘します。こうした「荒々しいというか、野方図というか、そういうところに彼らの哲学の魅力がある」。『修理屋』において語られていた「自由」は、スピノザに限ったことではなく、『哲学者たちのワンダーランド』が取り上げる17世紀の哲学者たちに共通する魅力であると言えるでしょう。
隷属的に思考することに甘んじず、着の身着のままに、あたかも遊び散らかすがごとくに哲学した、ほとんど「凶暴な」と形容したくなる17世紀の大哲学者たち。彼らの繰り広げる「不思議の国」に飛び込むのに、『哲学者たちのワンダーランド』は、比類のないガイドになります。そして今回企画したフェアでは、なるべく身軽で出掛けた方が、『修理屋』の登場人物の気分で読みはじめることができるだろうと考え、凝った選書は避け、『哲学者たちのワンダーランド』の副読本たる良質な入門書と、デカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツの著作でリストを構成してみました。四の五の言わずあっさり飛び込んでしまうのが、17世紀哲学の入門にとって、私はいいと思います。
最後に一言。「波打ち際の砂の表情のように」(ミシェル・フーコー)人間の輪郭が抗しがたく消え去ろうという陽の光の中で考えている、といった手触りを、17世紀哲学に感じます。ルネサンスと近代に挟まれた時代に口を開けた異様な哲学の世界を『哲学者たちのワンダーランド』とともにめぐることは無類の心躍らされる楽しい体験であり、同時に、懐古的遊覧では済まされない不気味なリアリティーで切迫する恐怖(この恐怖もまた、あの「つむじ風」の効果なのです)を伴うことを申し添え、本フェアの案内とさせて頂きます。(神田神保町店人文書担当・三浦)

 (ポスターに使用した図版はデカルトの『哲学原理』第3部から。デカルトは延長空間に真空状態の存在を認めず、空間は物質で充たされている、としました。図は、そうした物質で充たされた宇宙空間にあって、いかにして天体は生成するのかを説明しています。いわゆるデカルトの「渦動説」ですね。)