〈小説×技術×テクスト――小説がこんなにも気になって〉 渡部直己さん×芳川泰久さん トークショー  7月28日(火)19時〜

 〈小説×技術×テクスト――小説がこんなにも気になって〉 

日本の近現代小説の歴史は、その技術の積み重ねの歴史だった。小説の技術論を語らせては右に出る者のいない渡部直己氏と、このたびたてつづけにプルースト『失われた時を求めて』論とフローベール『ボヴァリー夫人』論を上梓した芳川泰久氏の、テクスト論をめぐる同級生対談。

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・演者プロフィール

渡部直己(わたなべ なおみ)

1953年、東京生まれ。早稲田大学大学院後期修士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授(文芸・ジャーナリズム論系)。80年代より現代文学の批評の第一線で活動しつづけ、現在も最も注目される文芸批評家。

著書『幻影の杼機―泉鏡花論』(国文社)。『谷崎潤一郎―擬態の誘惑』(新潮社)、『「電通」文学にまみれて』(太田出版)、『日本近代文学と〈差別〉』(太田出版)、『中上健次』(河出書房新社)、『本気で作家になりたければ漱石に学べ!』(太田出版)、『不敬文学論序説』(太田出版)、『かくも繊細なる横暴』(講談社)、『メルトダウンする文学への九通の手紙』(早美出版社)、『私学的、あまりに私学的な』 (ひつじ書房)、 『日本小説技術史』(新潮社)、『言葉と奇蹟』(作品社)、『小説技術論』(河出書房新社)

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芳川泰久(よしかわ やすひさ)

1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院後期博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授(フランス文学、文芸評論)ヌーヴェル・クリティック、テクスト論と呼ばれる批評ジャンルの第一人者。

著書 『闘う小説家バルザック』(せりか書房)、『金井美恵子の想像的世界』(水声社)、『村上春樹とムラカミハルキ-精神分析する作家』(ミネルヴァ書房)、『謎解き『失われた時を求めて』(新潮社)、小説集『歓待』(水声社)、『『ボヴァリー夫人』をごく私的に読む』(せりか書房)他多数。

訳書 クロード・シモン『農耕詩』(白水社)、ジャック・ランシエール『言葉の肉』(共訳、せりか書房)、バルザック『サラジーヌ 他3篇』(岩波文庫)、『ゴプセック・毬打つ猫の店』(岩波文庫)、ジャン=ピエール・リシャール『フローベールにおけるフォルムの創造』(山崎敦と共訳、水声社)、ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)、マルセル・プルースト『失われた時を求めて 全一冊』(角田光代と共編訳、新潮社)。

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開催日時:2015年7月28日(火) 19時~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)

店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「渡部さん芳川さんトークイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。