武士・城コーナーが移動しました。

三階のレジ奥、地方出版社の本、小出版社のコーナーにひっそりとあった知る人ぞ知る「武士・城」コーナー。地方の出版社発行のお城の本やお侍さんの本を集めた棚です。 このほど、「日本史」の「江戸時代」棚の横(棚番号三階0706)へ移転しました。 地方の本だけでなく、広く関連を集めより充実した棚を目指します。どうぞよろしくお願いします。(三階・畠中)

東海大学出版会&関東学院大学全点フェア

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東海大学出版会&関東学院大学
全点フェア開催中!!!

東京堂書店では5月6日より東海大学出版会と関東学院大学の全点フェアを開催しております。双方とも主として生物・化学・建築土木・機械電気・物理・数学・医学などを中心とした理工書の刊行点数が多く、前者は生物関係の叢書や理工専門書、そして大著である「虚数の情緒」を刊行している出版社としても知られております。その中には「原子力発電の諸問題」「JCO臨界事故その全貌の解明 事実・要因・対応」といった原子力問題に関わる書籍もあり、こちらは3階「原子力の実態と自己防衛を考える本棚」コーナーにまとめてございます。今回の全点フェアは1F入口右にある催事場から2Fすずらん通り沿い階段を上がって左のコーナー、そして3階エレベーター前と理工建築コーナーの窓際にまで跨る東京堂書店を一巡できる規模となっており、特に理工書をお探しのお客様には満足いただけるものと思います。また店内探索を兼ねて一巡してみるのも楽しいでしょう。皆様のご来店をお待ちしております。

※開催予定:6月末迄

(映画・理工・ウェブ更新担当:石井)

今週のベストセラー(5月3日調べ)

1 赤の他人の瓜二つ 磯崎 憲一郎 講談社 1470円 B6
2 いねむり先生 伊集院 静 集英社 1680円 B6
3 偉大なる、しゅららぼん 万城目 学 集英社 1700円 B6
4 子規、最後の八年 関川 夏央 講談社 2415円 B6
5 福島原発人災記-安全神話を騙った人々 川村 湊 現代書館 1680円 B6
6 大地の牙 満州国演義6 船戸 与一 新潮社 2100円 B6
7 謎解きはディナーのあとで 東川 篤哉 小学館 1575円 B6
8 災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災 中井 久夫 みすず書房 1260円 B6
9 なずな 堀江 敏幸 集英社 1890円 B6
10 原子炉時限爆弾-大地震におびえる日本列島 広瀬 隆 ダイヤモンド社 1575円 B6

東京堂書店2階よりフェアのご紹介

神田神保町店2階で開催中のフェアをご紹介させていただきます。

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冨山房百科文庫フェア

昭和初期より出版されている冨山房百科文庫は、我が国においてポケット判古典叢書の先駆けとして知られております。(詳しくは冨山房さんのページにてご覧下さい)一例をご紹介いたしますと佐藤春夫さんの「退屈読本」などは冒頭に丸谷才一さんがその内容のユーモアや奥行きまでとらえたこれ以上ない題名だという件について解説されており、文人である作者の生き方を嫌みなく諧謔味を込めて綴った名エッセイであるといえます。この他にも詩やエッセイを中心として「近代の超克」など思想書も含めた現在入手可能な全ての書籍を集めてございます。 

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日本人の「失敗の本質」フェア

大東亜戦争(「太平洋戦争」であると中国などの戦線を含まないので本書にならってこちらの呼称を使わせていただきます)で日本は何故負けたのか。その失敗の理由を社会科学の知見から分析し、その原因と本質を探った名著「失敗の本質」(中公文庫)を中心としたフェアを展開中です。山本七平氏によれば旧日本軍は軍国主義ですらなく、通常の合理的思考とは程遠い組織であったといいます。それら各戦線における失敗の諸要因は現在の日本の組織での事例とさほど変わるところがありません。それは今回の原発事故が人災といわれるほど危機管理の対応を誤ったことからも明らかです。

このような危機において実際的であるはずの問題解決の場で、それとは別の次元に本来はあるはずの事柄が中心として幅を利かせるのは何故か。また旧日本軍という日本人にとってかつてないほどの規模で行う組織的行動は、その管理は、本来如何にあるべきであったのか。目の前にある組織という現実を知るためにも先の戦争は欠かせない材料としてあります。

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以上二つのフェアは東京堂書店2階すずらん通り沿い階段上がってスグのコーナーにて開催中です。ご来店の際には是非ご覧になって見て下さい。

 (理工・映画・ウェブ更新担当:石井)

6月18日追記:現在両フェアとも2Fエレベーター前に移動しております。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。

6月27日追記:両フェアとも開催期間は6月末となります。お求めの書籍がございましたらお早めにご来店下さい。

今週のベストセラー(4月26日調べ)

1 人生の四苦八苦 車谷 長吉 新書館 1680円 B6
2 子規、最後の八年 関川 夏央 講談社 2415円 B6
3 災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災 中井 久夫 みすず書房 1260円 B6
4 白桃 野呂邦暢短篇選大人の本棚 野呂 邦暢 みすず書房 2940円 B6
5 サザエさん一家の公的保険 梅本 達司 東京堂出版 1890円 A5
6 原子炉時限爆弾-大地震におびえる日本列島 広瀬 隆 ダイヤモンド社 1575円 B6
7 日本の原発、どこで間違えたのか 内橋 克人 朝日新聞社 1575円 B6
8 おかしな本棚 クラフト・エヴィング 朝日新聞社 1995円 A5
9 珈琲とエクレアと詩人 橋口 幸子 港の人 1260円 不明
10 初めての原稿依頼 高峰秀子との仕事1 斎藤 明美 新潮社 1575円 B6

小沢信男さん×黒川創さんトークイベント開催決定!

「地震と東京と西村伊作、ほか」
小沢信男さん×黒川創さんトークイベント開催!

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開催日時 5月21日(土)15:00~17:00(開場14:45)
開催場所 神田本店6階
参加方法 参加費500円(要予約)
電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「小沢さん黒川さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。電話 03-3291-5181

今週のベストセラー(4月19日調べ)

1 人生の四苦八苦 車谷 長吉 新書館 1680円 B6
2 原子炉時限爆弾 広瀬 隆 ダイヤモンド社 1575円 B6
3 謎解きはディナーのあとで 東川 篤哉 小学館 1575円 B6
4 空也上人がいた 山田 太一 朝日新聞社 1260円 B6
5 地図で読む戦争の時代 描かれた日本、描か 今尾 恵介 白水社 1890円 B6
6 ヤクザ1000人に会いました! 鈴木 智彦 宝島社 1200円 B6
7 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための 長谷部 誠 幻冬舎 1365円 B6
8 名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係 小谷野 敦 青土社 1890円 B6
9 いねむり先生 伊集院 静 集英社 1680円 B6
10 麒麟の翼 東野 圭吾 講談社 1680円 B6

「トラウマ映画館」発売記念 カルトな漫画・映画・批評フェア

trauma(このテレビ局はフィクションです!)

「トラウマ映画館」(集英社刊 町山智浩著)発売記念
カルトな漫画・映画・批評フェア開催!

町山智浩さんの新刊「トラウマ映画館」(集英社)の発売を記念して、「カルトな漫画・映画・批評フェア」と題してフェアを現在1Fエレベーター前にて開催しております。町山さん自身の既刊書籍やおすすめ漫画・書籍、ポッドキャストや「トラウマ映画館」で言及された関連書籍を中心として揃えております。

町山さんが子供時代にTVで鑑賞して衝撃を受けた、一見ではカルトでゲテモノ、二見三見では後ろ暗さの中にまだ見ぬ人生の底知れぬ真実を臭わせる作品を語る町山さんの語り口は突然変異的で相互に繋がりなど何ら見いだせないと思われていた点としての孤高の作品群を線として繋げ、日本人には疎い歴史的な文脈などから面として語る、経験知に基づく確かな知見があります。それと共に父母や自身の境遇故の複雑な感情が、語られる映画を通して滲んでいるこれまでより私的な一冊だと言えます。ご来店の際には是非フェアの方にもお越し下さい。

フェア開催期間予定:3月25日~5月予定。

(映画・理工・ウェブ更新担当:石井)

今週のベストセラー(4月6日調べ)

1 原子炉時限爆弾 広瀬 隆 ダイヤモンド社 1575円 B6
2 V [上] トマス・ピンチョン 新潮社 3150円 B6
3 安部公房伝 安部ねり 新潮社 3360円 B6
4 V [下] トマス・ピンチョン 新潮社 3150円 B6
5 大人の流儀 伊集院 静 講談社 980円 小B6
6 希望とは自分が変わること養老孟司の大言論1 養老 孟司 新潮社 1575円 B6
7 嫌いなことから、人は学ぶ養老孟司の大言論2 養老 孟司 新潮社 1575円 B6
8 ユニクロ帝国の光と影 横田 増生 文藝春秋 1500円 B6
9 時代小説の江戸・東京を歩く 常盤 新平 日本経済新聞社 1680円 B6
10 山行記 南木 佳士 山と渓谷社 1575円 B6

ふくろう店リニューアルに伴うフェア案内

リニューアルに伴い開催中のフェアをご案内いたします。

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  • 「植草甚一 J・J氏と遊ぶフェア」
  • ふくろう店では現在、自らをシネマディクトJと名乗るなど映画狂として知られ、本とジャズを愛好する趣味人として広く愛されたJ・J氏こと植草甚一さんのフェアを開催しております。植草氏の映画エッセイは当時の映画鑑賞の記録としても価値があり、今では鑑賞機会が限られる作品を含めた多くのジャンルに及ぶのは当時のカルチャーを存分に知る者であるからでしょう。当時を知る人にとってはなつかしく、また知らない人にとっても既知の事柄に囚われない自由人であったJ・J氏の筆致に魅了されることでしょう。

    ※5月7日注:上記フェアは終了いたしました。ありがとうございました。

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  • 柴田書店専門料理書フェア
  • 柴田書店が刊行している専門料理書ベスト100のうち売れ行き良好書を集めたフェアを現在行っております。調理方法の工夫から華やかな盛り付け方法そして料理の歴史、食べ方や原料の産地のことなど料理のことならなんでも分かる内容の濃いフェアになっております。神保町一の品揃えと自負しており、皆様にご満足いただけるものと思います。

    ※5月21日注:上記フェア期間は終了いたしました。ありがとうございました。

    フェア案内は以上になります。この他にも売り場が拡張されたコミックコーナーや絵本に江戸・東京コーナーなど見どころ沢山のふくろう店に是非ご来店ください。従業員一同お待ちしております。