10/14(金) 『ボクシングと大東亜〜東洋選手権と戦後アジア外交』(忘羊社)刊行記念  乗松優さん講演―—フィクサーがつないだボクシング外交秘話

2016年6月の刊行から書評が相次ぎ、話題を呼んでいる異色のボクシング本『ボクシングと大東亜』の著者・乗松優氏が、国内はもとよりハワイ、フィリピンの関係者のもとへ足を運びながら、15年におよんだ研究と取材の裏話をまじえつつ、敗戦によってアジアへの足がかりを失った日本が、興行師やヤクザ、国士、政治家たちの野望が入り混じった〈東洋選手権〉を通して国際舞台に復帰していく過程をスリリングに解き明かします。

※イベント当日『東洋の凱歌』(陸軍省)・『金子繁治物語』(宮田十三一監督)の映像を使用します。『東洋の凱歌』は、日本がフィリピンを占領していた時代に陸軍省によって作られたフィルムです。フィリピンの欧米化(近代化)に対して占領者である日本人が思わず発してしまった「本音」が聞き取れます。
『金子繁治物語』では、当時のスター選手であった金子繁治とフラッシュ・エロルデ(比国)の動く姿を見ることができます。テレビ放送黎明期におけるボクシングの映像は今日ほとんど残っていないので、一見の価値があると思います。

 

 

プロフィール

乗松 優(のりまつ・すぐる)

1977年、愛媛県松山市生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府修了。博士(比較社会文化)。現在、関東学院大学兼任講師。専攻:スポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ(文化研究)。

開催日時:2016年10月14日(金) 19時00分~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費 500円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『乗松 優さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さるか、『お申込みはこちら』のリンク先専用応募フォームからお申込み下さい。電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。