〈美術〉を意識する 中沢けい×林道郎×前田恭二 『絵のように 明治文学と美術』受賞記念トーク 6月4日(木)19時~

〈美術〉を意識する
中沢けい×林道郎×前田恭二
『絵のように 明治文学と美術』受賞記念トーク

われわれは〈美術〉なるものをどう意識してきたのか。明治の文学者たちの書き物を通じ、彼らがいかに美術を意識していたかを探った前田恭二著『絵のように 明治文学と美術』が刊行されたのは、昨年夏のこと(白水社刊)。今年3月には、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したこの本をめぐり、文学の側から中沢けい、美術の側から林道郎の両氏を迎えて、著者と語り合う。世に〈美術〉が現れた明治の事例を顧みるやりとりは、今日の美術に対する意識をも照らし出すだろう。

 中沢けい(なかざわ・けい)/作家
1959年生まれ。高校時代に執筆した「海を感じる時」で、1978年、群像新人賞を受賞。明治大学政治経済学部卒。1985年、小説「水平線上にて」で野間文芸新人賞。2005年から法政大学教授。「楽隊のうさぎ」(新潮社)などの映画化でも話題に。昨年夏刊行の長編小説に「麹町二婆二娘孫一人」(新潮社)。

林道郎(はやし・みちお)/上智大学教授(美術批評・美術史)
1959年生まれ。コロンビア大学人文科学研究所美術史学科博士号。連続セミナーの記録に「絵画は二度死ぬ、あるいは死なない」(7冊、ART TRACE刊)、共著に「シュルレアリスム美術を語るために」 (鈴木雅雄と、水声社) 、「Tokyo 1955–1970: A New Avant-Garde」(ニューヨーク近代美術館)。

前田恭二(まえだ・きょうじ)/読売新聞東京本社文化部次長
1964年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。1987年、読売新聞社に入社。水戸支局などを経て文化部配属後、美術などを担当。著書に「やさしく読み解く日本絵画」(新潮社とんぼの本)。白水社から上梓した「絵のように 明治文学と美術」で、2015年、芸術選奨文部科学大臣新人賞。

開催日時:2015年6月4日(木) 19時~(開場18時30分) 開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール 参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「中沢さん、林さん、前田さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

当店1Fにて 『谷崎潤一郎没後50年 美意識と欲望の文学世界』フェア開催!

2015年は谷崎潤一郎の没後50年にあたります。

時代を超えて読み継がれるべき谷崎文学の至宝が、中央公論新社から全26巻の全集として、全く新しいコンセプトで編みなおされます。

本全集の特色としては、

・最新の研究成果を盛り込んだ充実の改題。

・新資料を満載!

・編年編集で、作風の変遷や創作の背景を一望。

・新字旧かなで読みやすい

など。(内容見本より) また、装丁ミルキィ・イソベさん、装画山本タカトさんによる造本は美しいの一言。

本日第1巻が発売です!

これを記念し、当店1Fにて谷崎潤一郎関連フェアを展開致しておりますので、

ご興味のある方は是非一度お立ち寄り下さいませ。

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

 

石田千さん「唄めぐり」(新潮社)刊行記念 トーク&サイン会 5/22(金)19時~

石田 千さん新刊
『唄めぐり』(新潮社)刊行記念 トーク&サイン会

 

「唄めぐり」は、三年にわたり、日本各地の民謡を訪ね歩き、地元のひとの唄にききほれ、風土の四季をたっぷり浴びた旅の記録です。今回は、本書に登場する海の唄、山の唄、祝い唄、作業唄、祭りの唄などを紹介しつつ、原稿にはいりきらなかった旅みやげをお話ししたいと思います。

石田千(いしだせん)

 1968年、福島県生まれ。東京育ち。國學院大學文学部卒。2001年、「大踏切書店のこと」で第1回古本小説大賞受賞。初めての小説「あめりかむら」が芥川賞候補、「きなりの雲」が芥川賞候補・野間文芸新人賞。その他の著書に「もじ笑う」(芸術新聞社)、「夜明けのラジオ」(講談社)「きつねの遠足石田千作文集」(幻戯書房)「バスを待って」(小学館)「役たたず」(光文社新書)「平日」(文春文庫)「屋上がえり」(ちくま文庫)「みなも」(角川書店)「並木印象」(平凡社)「きんぴらふねふね」(平凡社)「店じまい」(白水社)「踏切みやげ」(平凡社)「山のぼりおり」(山と渓谷社)など。

開催日時:2015年5月22日(金) 19時~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「石田千さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。

電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

【神田神保町店2015/5/5調べ】週間ベストセラー

新宿伝説  論創社
忘れられた巨人  早川書房
唄めぐり  新潮社
ランチパスポート神保町・水道橋・御茶ノ水版  Sweet Thick Omelet
鹿の王 上−生き残った者−  KADOKAWA
夏の雷音  小学館
藤雪夫探偵小説選1 論創ミステリ叢書 86  論創社
随想 春夏秋冬  新潮社
紋切型社会 : 言葉で固まる現代を解きほぐす  朝日出版社
謎解き ヒエロニムス・ボス とんぼの本  新潮社
〈05月05日調べ〉

永井 均×鈴木康夫 鈴木康夫『天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)』刊行記念トークショー 宇宙的なわたし 6月3日(水)19時~

永井 均×鈴木康夫
鈴木康夫『天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)』刊行記念トークショー
宇宙的なわたし

 

この世界の成り立ちについて、宇宙崩壊という破局の意味について、わたしという存在の謎について、独自のメッセージを発信し続ける哲学者と、ヴィジョネールな新進作家が対話します。
現代宇宙論がその最先端で描きだす宇宙像、ブラックホールやダークマター、あるいはビッグクランチなどの哲学的・人間的意味はどこにあるのでしょうか。
そこには、わたしたちの日常の言葉では届かない秘密が隠されているのでしょうか。そしてまた、この宇宙の成立について語ってきた伝統的な形而上学や詩的ヴィジョンや神秘の言葉は、現代の宇宙像とどんな地点で交叉するのでしょうか。

 

永井 均(ながい・ひとし)
1951年生まれ。日本語によってオリジナルな哲学を展開し続ける。「私」とは何か、「語りえぬもの」とは何か、「なぜ、人を殺してはいけないのか」など、リアルにして今日的な問題に正面から取り組もうとする構えは、哲学における「永井問題」とも称される。近著、『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎)ほか。専攻、哲学・倫理学。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得。現在、日本大学文理学部教授。

鈴木康夫(すずき・やすお)
1970年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。東京都立新宿高等学校卒。明治大学理工学部数学科卒。日本大学大学院博士前期課程修了(素粒子物理学専攻)。小説の執筆は、学生時代に始まり、永井均氏の著作を愛読する中で、旅やさまざまな芸術鑑賞、思索活動、高校講師や宇宙開発プロジェクトなどにかかわった実務の蓄積が、この度のSFファンタジー『天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)』に結晶した。

開催日時:2015年6月3日(水) 19時~(開場18時30分) 開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール 参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「永井さん、鈴木さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

『アート×ソーシャルデザイン アレもダメ、コレもダメ「良い子ちゃん量産社会」』 ろくでなし子さん×今一生さんトークイベント 5月28日(木)19時~

若者に「良い子」であることを求める社会は生きにくい。「良い子」が既得権益層となるこの社会で、社会を変革するには美術や文章、音楽や映像などの「文化」の力が必要だ。
しかし、それは時に既得権益層と衝突する。
社会起業家もまた同じ課題に直面する。
アートで逮捕されたろくでなし子とソーシャルデザインに詳しい今一生がトークする。

 

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ろくでなし子さん

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今一生さん

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・著者プロフィール
●ろくでなし子
漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。2014年作品の出資者へのお礼として送った3Dデータがわいせつ物とされ逮捕されるが、異例の準抗告が認められ釈放。『週刊金曜日』でその顚末を連載中に再び逮捕・勾留された。近刊に『ワイセツって何ですか?』(金曜日)『私の体がわいせつ?』(筑摩書房)。
http://6d745.com/

●今一生
ライター、編集者。1997年にCreate Media名義で編集した『日本一醜い親への手紙』はシリーズ累計30万部を突破。ここ10年は、虐待や自殺、家出など深刻な社会的課題を解決するソーシャルビジネス/ソーシャルデザインを取材。
最新刊は『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)。

http://www.createmedia.co.jp/

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開催日時:2015年5月28日(木) 19時~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「ろくでなし子さん今一生さん参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 

電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

 

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

『書影の森―筑摩書房の装幀1940-2014』刊行記念 臼田捷治さん×松田哲夫さん×多田進さんトークライブ 5月19日(火)19時~

『書影の森―筑摩書房の装幀1940-2014』刊行記念 

臼田捷治さん×松田哲夫さん×多田進さんトークライブ

【トーク出演者】

臼田捷治(うすだ・しょうじ)
デザインジャーナリスト。1943年長野県南佐久郡桜井村(現・佐久市)生まれ。県立野沢北高校を経て早稲田大学第一文学部卒。元『デザイン』誌(美術出版社)編集長。現在はグラフィックデザインと出版デザイン、文字文化の分野で執筆活動を行っている。2009年から14年度まで女子美術大学非常勤講師を務め、ヴィジュアルデザイン概論と印刷概論を受け持った。主な著書に現代装幀史を初めて体系づけた『装幀時代』(晶文社)のほか『現代装幀』(美学出版)、『装幀列伝』『杉浦康平のデザイン』(ともに平凡社新書)、『工作舎物語 眠りたくなかった時代』(左右社)など。編著に『書影の森―筑摩書房の装幀1940-2014』(みずのわ出版)。

松田哲夫(まつだ・てつお)
編集者(元筑摩書房専務取締役)、書評家。1947年東京都生まれ。小学生(武蔵野市立第四小)のとき図工の先生だった安野光雅氏に学ぶ。東京都立大学人文学部在学中に筑摩書房の「現代漫画」の編集に携わり、1970年に同社社員となる。主に書籍編集者として400冊以上の本を手がける。主要な企画には「ちくま文学の森」、文庫版「ちくま日本文学全集」、「ちくま文庫」、「明治の文学」、「ちくまプリマー新書」、『逃走論』(浅田彰)、『老人力』(赤瀬川原平)などがあり、デザイナーと組んで装幀にも意を注いだ。この間、1986年に赤瀬川、藤森照信、南伸坊氏らとともに路上観察学会を結成し、事務局長になる。また、1996年からTBS系「王様のブランチ」のコメンテーターを12年半務める。本年(2015)は新春から東京新聞夕刊文化面に「アンソロジーは花盛り」を連載。主な著書は『編集狂時代』(新潮文庫)、『これを読まずして、編集を語ることなかれ。』(径書房)、『縁もたけなわ ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち』(小学館)など。

多田進(ただ・すすむ)
ブックデザイナー。1937年東京都生まれ。都立工芸高校図案科卒。60年代は『スイングジャーナル』等のマガジンのレイアウト。70年代からブックデザインを手がけ現在に至る。1990年、フランクフルト・ブックフェア「日本年」の特別展出品。同年7月、「多田進の仕事展」(王子ペーパーギャラリー・銀座)開催。1995年、「日本のブックデザイン1946-95年展」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)出品。1997年10月、「多田進[装幀の仕事展]」(王子ペーパーギャラリー)。2006年6月、「[版下バカ]の仕事4人展」(和田誠ほか、ウィリアムモリス・青山)。同年12月、「装丁の仕事(1971-2006)多田進」展(紀伊國屋画廊・新宿)。2010年5月、第40回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。主な仕事に、團伊玖磨『パイプのけむり』全27巻(朝日新聞社)、『深沢七郎集』全10巻(筑摩書房)、椎名誠『小さなやわらかい午後』(本の雑誌社)、田村隆一『詩人のノート』(朝日新聞社)、山本夏彦『私の岩波物語』(文藝春秋)など。共著に『現代日本のブックデザイン』(講談社)がある。

開催日時:2015年5月19日(火) 19時~(開場18時30分) 開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール 参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「臼田さん松田さん多田さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。