港の人プレゼンツ 日本語学者 今野真二教授 選書フェア
「日本語と書物の深層へ」スタートです!

古都鎌倉にて日本語学、教育学、社会福祉等の学術図書、詩集、小説、人文書、芸術書など、一冊一冊丹精込めて本作りをなさっている出版社「港の人」。

以前当店で全点フェアという形でその美しい書物の数々を我々に披露頂きましたが、今回は日本語学関係の新企画です。
題して、「港の人プレゼンツ 日本語学者 今野真二教授 選書フェア 日本語と書物の深層へ」。

「港の人」から計3冊本をお出しになっている清泉女子大学文学部教授 今野真二(こんの しんじ)さんは、「どの時代・どの年代に・どのような形でその本が刊行されたか」という書肆情報をもとに日本語を考察する「文献日本語学」を提案、実践されています。

文献・書物に埋め込まれたある社会の膨大な情報を精緻に分析し、その中に潜む日本語のメカニズムや歴史を捉える「文献日本語学」は言語学以外の様々な領域を射程に入れたスリリングな学問であり、今回のフェアでは今野教授が研究の途上でその発想にヒントを得た書物達がお目見えします。これを機会に、私達の使っている「日本語」ということばと、書物について改めて考えてみませんか?

尚、今回のフェアに合わせて「港の人」に今野教授選書コメント付きリーフレットを作成頂きました。こちらもとっても素敵な作りになっております。ご覧になりたい方は是非当店3Fまでお越し下さいませ。

日本語と書物、さらなる深みへ誘われんことを

3Fフェア担当より

トークイベント決定!
今野真二教授トークイベント「明治の日本語を探検する」
文豪夏目漱石はどんな日本語を使っていたの?

ボール表紙本に書かれた日本語はユニークでびっくり!

『こころ』や『道草』が掲載された新聞紙面が貼られた当時のスクラップブックを見ながら、漱石の日本語を知る。

さらに明治に出現したボール表紙本のページをめくってみる。

今野真二教授に連れられて、明治の豊かな日本語の世界を探検する。

開催日時:3月9日(土)16:00~17:30(開場15:30)

開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール

定員:80名

参加方法:参加費800円(ドリンク付き 要予約)

店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「今野さんトークイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。

電話:03-3291-5181



『風を見たかい?』(求龍堂)刊行記念 丸山健二さんトーク・セッション開催!!

トークタイトル「短編小説の魅力」

『風を見たかい?』
求龍堂刊
四六判・上製本・308頁・本体価格1600円+税

〈内容〉
気隋気儘な「風人間」としてさすらう泥棒の青年が、憂き世を吹き抜けるさまざまな風と共に一瞬を輝き、現代人が喪失した純なる自由を復活させる。「軟風を追って」「夜嵐をついて」「海風に乗って」「吹雪をよぎって」その他、十編。丸山健二の言霊が弾ける、書き下ろし短編連作集。

〈トーク説明〉
この度、求龍堂では小説にとどまらず写文集、エッセイと多彩な展開を見せてきた作家の丸山健二氏の、数十年ぶりの短編小説「風を見たかい?」を刊行いたしました。47年前の1966年、処女作である短編作品「夏の流れ」で史上最年少の芥川賞を受賞、以降、群れることなく、ただ一人創造の頂きを目指してきた氏が、熟成された筆力で描いた本作を中心に、改めてその面白さに気づいたという「短編小説の魅力」について熱く語ります。丸山氏といえば、本音で語ることの難しい世のしがらみを、正面から見据えてズバリと切る本音トーク。ワイルド且つ風のような自由な気配に満ちる時間をお楽しみください。

(C)坂田栄一郎

〈プロフィール〉
丸山健二(まるやま・けんじ)
1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校卒業後、東京の商社に勤務。66年、『夏の流れ』で文學界新人賞を受賞。同年、芥川賞を受賞し作家活動に入る。六八年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に中篇小説『我、涙してうずくまり』、長編小説『深海魚雨太郎の呼び声 上下』、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、写文集『草情花伝』、東日本大震災被災地ルポ『首輪をはずすとき』、ツイッターの書籍化『怒れ、ニッポン!』がある。2011年春より、ホームページを開設し、ブログやツイッターも始めた。

開催日時:3月6日(水)18:30~20:00(開場18:00)
開催場所:神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費500円 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「丸山健二さんイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。電話03-3291-5181

港の人プレゼンツ 日本語学者今野真二教授選書フェア 「日本語と書物の深層へ」開催記念(2月10日より3Fにて)トークイベント「明治の日本語を探検する」開催!

文豪夏目漱石はどんな日本語を使っていたの?

ボール表紙本に書かれた日本語はユニークでびっくり!

『こころ』や『道草』が掲載された新聞紙面が貼られた当時のスクラップブックを見ながら、漱石の日本語を知る。

さらに明治に出現したボール表紙本のページをめくってみる。

今野真二教授に連れられて、明治の豊かな日本語の世界を探検しよう!

 

今野真二(こんの・しんじ)
1958年、神奈川県鎌倉市生まれ。清泉女子大学文学部教授。日本語学専攻。著書『仮名表記論攷』(清文堂出版)で第30回金田一京助博士記念賞を受賞。その他の著書に『文献日本語学』『漢語辞書論攷』『ボール表紙本と明治の日本語』(以上、港の人)、『百年前の日本語』(岩波新書)、『消された漱石』(笠間書院)など。

 

開催日時:3 月9 日(土)16:00 ~ 17:30(開場15:30)
開催場所:神田神保町店6階東京堂ホール
定員:80 名
参加方法:参加費800 円(ドリンク付き 要予約)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「今野さんトークイベン
ト参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベン
ト当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。
電話:03-3291-5181

土田知則さん選書フェア「ポール・ド・マンルネサンスのために」開催中!


(ポスターには、ド・マンと同じくベルギー出身で、読むことの不可能性、
美学イデオロギー批判など、多くの問題を共有していたようにも思える芸術家、
ルネ・マグリットの写真作品を使わせていただきました)

現在、神田神保町店3階では、土田知則さんによる選書フェア
「ポール・ド・マン・ルネサンスのために」を開催しています
(2月末日まで開催予定)。

「読むこと」を考え抜いたポール・ド・マン(1919−83年)の思想は今なお鮮烈です。
ド・マンの生徒であった小説家・水村美苗さんの言い方を借りるなら、
火を知った人類が火の使用を放棄することが無いように、おそらく私たちは
「読むこと」を放棄することはあり得ない(水村美苗「この世紀末、文学に希望がもてるか」、
『日本語で書くこと』所収、筑摩書房)。
ド・マンの文学理論は、「読むこと」を放棄しえない人間への深い洞察でもあるでしょう。

土田知則さん(千葉大学教授。専門:文学理論)は、ド・マンの命日である昨年12月21日、
岩波書店より主著『読むことのアレゴリー』の翻訳と研究書『ポール・ド・マン』を
同時に上梓されたド・マン研究の第一人者。
選書フェアでは、ド・マンの思想を読み解くヒントとなる書籍を、
土田さんの選書コメントとともに展示しております。
ド・マンの著作にもコメントを頂いておりますので、
ド・マンの思想に近づく絶好の機会となることでしょう。
土田さんの選書コメントを収めたフェアのしおりも、会場にて配布しております。
出版社残部僅少本も多数出品。
ぜひご覧下さい。(フェア担当・三浦記す)

追記:2月6日、土田知則さんと巽孝之さんのトークイベント「ポール・ド・マン・ルネサンスのために」を
当店にて開催いたします。こちらもふるってご参加ください!↓
http://www.tokyodo-web.co.jp/blog/?p=4352

 

 

【神田神保町】【ソヨカふじみ野】【アトレヴィ東中野】ほんのまくら フェア

  昨年、新宿紀伊國屋書店にて好評開催されましたブックフェア「ほんのまくら」が、開催店舗を拡大して、帰って来ました!

紀伊國屋書店各店、都内参加書店(東京堂書店・虎ノ門書房・南天堂書房・芳進堂、明正堂、紀伊國屋書店各店にて好評開催中です。

東京堂書店では、神田神保町店・ソヨカふじみ野店・アトレヴィ東中野店、各店にてスタート致しました。

書き出しからはじまる、本との出会い。 各店ご来店お待ちしております。