ラテンアメリカ文学をはじめ、いわゆる「周辺」への眼差しをもって着々と出版業を営み続けてきた現代企画室。またその編集長の太田昌国さんは独自に一貫した姿勢でもって社会の動向に疑念を突き付け政治的発言、行動を張ってきました。かたや池澤夏樹さんはギリシャ、沖縄、パリ、北海道といった世界のさまざまな場所へと旅・居住を繰り返し日本文学の主流ではない地点から世界を観察し、小説をはじめ、世界文学全集編纂など豊かな文学世界を築き上げてきました。
今回の対談は、太田さんと池澤さんの相違するバックボーンを組み込みながらも、両者に共通して流れる通底音を響かせながら、これからの文学、本のあり方を考えるものになります。乞うご期待!
世界を多元的に切り拓く眼差し―現代企画室の『視線』フェア は当店3階にて開催中!
日時:2012年6月26日(火) 18:00~20:00
場所: 神田神保町店6階東京堂ホール
定員:80名
参加方法 参加費500円(要予約)店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「池澤さん太田さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。電話 03-3291-5181



―戦前にはその学問で軍国主義と戦い、戦後における価値観の崩壊の中では日本人の知と心の再建を担った矢内原忠雄。その生涯・学問・信仰・教育の軌跡を改めて辿る―


拠点である大阪をはじめ、京都、神戸など関西圏の著名な作家を擁するまさに「こだわり」の出版社。詩、小説、評論などの文芸作品が中心ですが歴史、社会分野の本も刊行しており、その唯一無二のラインップは圧巻の一言。1975年創業から今日までの出版活動が評価され、梓会出版文化賞特別賞を受賞されています。PR誌の「海鳴り」も読みごたえたっぷりの贅沢な作りになっており、是非皆様に御来店頂き、格調高い書物の香気に触れて頂きたいと思います。
