坪内祐三さんトーク&サイン会「昭和の子供だ君たちも」開催!!
2月21日(金)18時00分~

『昭和の子供だ君たちも』(新潮社)の刊行に合わせ、
著者、坪内祐三さんトーク&サイン会「昭和の子供だ君たちも」の開催が決定いたしました!
皆さまふるってご参加ください!

■プロフィール紹介

・坪内祐三(つぼうち・ゆうぞう)
1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「東京人」編集部を経て、コラム、書評、評論など執筆活動を始める。『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代―』で第十七回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ストリートワイズ』『靖国』『文学を探せ』『一九七二』『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』『考える人』『新書百冊』『探訪記者 松崎天民』『父系図』『文藝奇譚』『大相撲新世紀 2005-2011』『東京タワーならこう言うぜ』『総理大臣になりたい』など。

 

 

開催日時:2014年2月21日(金) 18時~ (開場17時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「坪内さんイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
電話 03-3291-5181

※当日16:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

上野修著『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社)特集コーナー

上野修さんの新刊『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社)の特集コーナー、神田神保町店3階哲学・思想書売場にてゆるく始まっています(ポップ、だんだん増えます。フェアの冊子、2月上旬にはできる予定です。のろまで申し訳ないかぎり)。
同書はデカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツ、以上4人の17世紀西欧を代表する哲学者を、様相(可能と不可能、偶然と必然といった、事物のあり方)の観点から縦横に、しかもいささかも鹿爪らしくなく論じた快著です。フェアでは同書とともに上野さんの他の著書、上記4人の著作、および哲学への入門書を揃えました。

ジル・ドゥルーズが『スピノザ 実践の哲学』冒頭、エピグラフにバーナード・マラマッドの小説『修理屋』から引用しているのを印象深く記憶している方も多いのではないでしょうか。そこでは登場人物が、スピノザを読んでいるときの精神の昂揚を、「急にまるでつむじ風にでも吹かれたようになって、〔中略〕魔法のほうきに乗っかったような気になります」と語っていたのでした(『修理屋』からの引用は橋本福夫訳)。さて、ここで語られている「つむじ風」とはいったい何でしょう? スピノザの口まねを試みるなら、この「つむじ風」の正体とは、「論証そのものである精神の自動機械の能動性」である、と言うことができるのではないでしょうか。
スピノザは、精神のあり方、感情のタイプを、受動と能動とに分けていました。受動的な感情とは、外的条件に刺激されることで生じる感情のことです。受動感情のひとつ、「憎しみ」のヴァリエーションである「ねたみ」の定義を挙げておきましょう。「ねたみとは人間をして他人の不幸を喜びまた反対に他人の幸福を悲しむようにさせるものと見られるかぎりにおける憎しみそのものにほかならない」(『エチカ』第3部定理24備考。畠中尚志訳)。隷属的な、悲しげな感情ですね。対して能動的な感情、端的に、自らに由来する喜びは、人間精神をして十全な認識へと導く。すなわちこれが、私たちの背中を押す「つむじ風」の正体、という訳です。
ドゥルーズの引用する『修理屋』の登場人物は続けます。「〔スピノザの哲学に〕とくにどういう意味があるかというなら、それはスピノザは自分を自由な人間にしたかったということではないかと思います」。
『哲学者たちのワンダーランド』「序章」で上野さんは、それまで主流であった、「アリストテレス注解」、「プラトン注解」、そしてそれらの「注解の注解」といった哲学のやり方を、17世紀の哲学者たちはやめてしまった、と指摘します。こうした「荒々しいというか、野方図というか、そういうところに彼らの哲学の魅力がある」。『修理屋』において語られていた「自由」は、スピノザに限ったことではなく、『哲学者たちのワンダーランド』が取り上げる17世紀の哲学者たちに共通する魅力であると言えるでしょう。
隷属的に思考することに甘んじず、着の身着のままに、あたかも遊び散らかすがごとくに哲学した、ほとんど「凶暴な」と形容したくなる17世紀の大哲学者たち。彼らの繰り広げる「不思議の国」に飛び込むのに、『哲学者たちのワンダーランド』は、比類のないガイドになります。そして今回企画したフェアでは、なるべく身軽で出掛けた方が、『修理屋』の登場人物の気分で読みはじめることができるだろうと考え、凝った選書は避け、『哲学者たちのワンダーランド』の副読本たる良質な入門書と、デカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツの著作でリストを構成してみました。四の五の言わずあっさり飛び込んでしまうのが、17世紀哲学の入門にとって、私はいいと思います。
最後に一言。「波打ち際の砂の表情のように」(ミシェル・フーコー)人間の輪郭が抗しがたく消え去ろうという陽の光の中で考えている、といった手触りを、17世紀哲学に感じます。ルネサンスと近代に挟まれた時代に口を開けた異様な哲学の世界を『哲学者たちのワンダーランド』とともにめぐることは無類の心躍らされる楽しい体験であり、同時に、懐古的遊覧では済まされない不気味なリアリティーで切迫する恐怖(この恐怖もまた、あの「つむじ風」の効果なのです)を伴うことを申し添え、本フェアの案内とさせて頂きます。(神田神保町店人文書担当・三浦)

 (ポスターに使用した図版はデカルトの『哲学原理』第3部から。デカルトは延長空間に真空状態の存在を認めず、空間は物質で充たされている、としました。図は、そうした物質で充たされた宇宙空間にあって、いかにして天体は生成するのかを説明しています。いわゆるデカルトの「渦動説」ですね。)

 

 

『イギリスからの手紙』(東京堂出版)発売記念 林望さんトーク&サイン会 『私とイギリスとの邂逅』 開催!!
3月12日(水)19時00分~

単身、徒手空拳で研究のためにイギリスに渡った、若き日のリンボウ先生。異国で悪戦苦闘する日々の中には、家族にあてて書き送った100通にも及ぶ書簡の存在がありました。

最新刊『イギリスからの手紙』(東京堂出版)の刊行を記念し、林望さんに手紙を綴った当時の背景や心境、イギリスの生活などを、ユーモア交えて語っていただきます。今なお読み継がれるベストセラー『イギリスはおいしい』の礎にもなったこれらの手紙が語るものとは。イギリスファン、リンボウ先生ファンは見逃せません。

●著者プロフィール:

林 望(はやし のぞむ)

1949年東京生。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程修了(国文学専攻)。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学・国文学。

1984年から87年にかけて、日本古典籍の書誌学的調査研究のため、イギリスに滞在、その時の経験を綴ったエッセイ『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、作家デビュー。『イギリスは愉快だ』(平凡社・文春文庫)、『ホルムヘッドの謎』(文藝春秋)と並ぶイギリス三部作はいずれもベストセラーとなって、イギリスブームの火付け役となった。

『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で92年国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年講談社エッセイ賞を受賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論、自動車、古典文学等著書多数。

近年は『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。著書『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『能よ  古典よ!』(檜書店)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)等多数。

『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。

開催日時:2014年3月12日(水) 19時~ (開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約 ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「林さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせ下さい。
電話 03-3291-5181

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。

※講演後、東京堂出版「イギリスからの手紙」のサイン会を開催いたします。

北島敬三さん、豊島重之さん『種差 四十四連図』ポスター展開催中!!
開催中~2月末

先日、当店での刊行記念イベントも大好評だった『種差 四十四連図』(ICANOF)所収作品のポスター展が開催中です。

北島敬三さんの大胆かつ静謐な写真作品と豊島重之さんの詩的想像力に貫かれたテキストの共演を堪能していただけます。

神田神保町店奥の階段スペースにて、2月末まで開催予定です。ぜひご覧ください!!

 

【各店年末年始営業時間のお知らせ】

【年末年始営業時間のお知らせ】
各店の年末年始の営業時間をご案内いたします。

[神田神保町店]
2013/12/30 まで通常営業 10:00-21:00(日曜祝日20:00)
2013/12/31 10:00-18:00
2014/1/1-2 休業日
2014/1/3 10:00-18:00
2014/1/4 より通常営業 10:00-21:00(日曜祝日20:00)

[ソヨカふじみ野店]
2013/12/30 まで通常営業 10:00-21:00
2013/12/31 10:00-20:00
2014/1/1 9:00-21:00
2014/1/2 より通常営業 10:00-21:00

http://www.soyoca.jp/news/infomation/#news-15

http://www.soyoca.jp/shop/detail/40

[アトレヴィ東中野店]
2013/12/30 まで通常営業 10:00-22:00
2013/12/31 10:00-20:00
2014/1/1 休業日
2013/2-3 10:00-20:00
2014/1/4 より通常営業 10:00-22:00
http://www.atre.co.jp/oshirase_list/index.php?scd=19

※すべて、各店BooksTokyodo/PaperBackCafe共通です

【Xmasイヴスペシャル緊急開催】知の武装―救国のインテリジェンス― 刊行記念 手嶋龍一さん×佐藤優さん トーク&サイン会

新潮新書「知の武装―救国のインテリジェンス― 」刊行記念

東京堂ホールにてトーク&サイン会決定!

  

 

開催日時:2013年12月24日(火曜日)19時~(開場18時30分)
開催場所:東京堂ホール(東京堂書店神保町店6階)
参加条件:12/20以降、神保町店店頭にて新潮新書新刊「知の武装」をお買い上げの際に、レジにて参加希望の旨、お伝えください。ドリンク付き入場チケットをお渡し致します。
※当日は、1階カフェにて、ドリンクチケットをお引換の上、6階会場へお越しください。
※サインは、手嶋龍一さん・佐藤優さんお二人にサイン頂けます。

問合わせ:東京堂書店 03-3291-5181

新潮社のサイトはこちらから

 

【神田神保町店・アトレヴィ東中野店】お得な図書カードの限定発売

神保町店・東中野店限定
5,000円で5,250円のお買い物が出来る、限定図書カードが入荷致しました。
枚数に限りがありますので、売れ切れの際はご容赦下さい。
※また、カードの絵柄はお選び頂けません。ご了承下さい。

在庫状況は、店頭にてお問い合わせ下さい。

完売致しました

北島敬三さん、豊島重之さん『種差 四十四連図』刊行記念
トークショウ&上映会、開催!!

北島敬三さん、豊島重之さん、橋本一径さん、倉石信乃さん
『種差 四十四連図』刊行記念トークショウ&上映会

 この度、2014年1月18日土曜日、北島敬三、豊島重之『種差 四十四連図』(ICANOF)の刊行を記念いたしまして、トークショウ&佐藤英和さん撮影・編集によるドキュメンタリー・フィルム(短縮版)の上映会を開催いたします。
トークショウは、2013年11月10日にNADiff a/p/a/r/tさんにて行われた討論の続編であり、かつ、新展開となります。
・倉石信乃さん(『週刊読書人』)、及び矢野静明さん(『図書新聞』)による同書の書評への応答。
・被災と風景表現、被災以後とダーク・ツーリズム、軍事と観光の相補性。
・人称と時制の崩落にもかかわらず、峻立してやまぬ「種差岩礁のジュイッサンス[享楽]」。
などが討議の話題となる予定です!
皆様、奮ってご参加ください。(東京堂書店神田神保町店・三浦亮太)

【トーク概要】
取り返しのつかない災厄の液状化と、復興と称する歯止めのきかない文化表象の奔流。その双方がいかにも均り合っているかにみえる現在。北三陸の種差海岸がいきなり隆起する。渾身の44点からなる種差岩礁の写真集と、知られざる種差の前史と後史を破天荒に重ね書きした論考。このディプティクがいま世に問う切り口とはなにか。被災と風景表現の同根性、被災地とダーク・ツーリズムの相補性、軍事と観光の二重螺旋性。そうであればこそ、種差=写真という「抽象機械状のJOY」が大胆にも切り出されているのではないか。(豊島重之)

【出演】
北島敬三 (写真家)、豊島重之 (演出家)、橋本一径 (表象文化論)、倉石信乃 (写真史)

〈出演者略歴〉
北島敬三
写真家。木村伊兵衛賞・伊奈信男賞・日本写真協会作家賞・東川賞国内作家賞ほか受賞歴多数。最新刊『ISOLATED PLACES』をはじめ写真集出版多数。米国での写真集出版『USSR1991』および、海外個展・グループ展多数。

豊島重之
演出家。モレキュラーシアター主宰、ICANOFキュレーター。主な舞台に、06年世田谷パブリックシアター企画制作『OHIO/CATASTROPHE』、07年沖縄県立美術館開館記念『DECOY』、11年杉並区座・高円寺提携公演『nori-shiro』他。編著に『飢餓の木2010』『68-72*世界革命*展』他。

橋本一径
早稲田大学文学学術院准教授。専攻は表象文化論。身元確認技術や医学の歴史を通じてアイデンティティとイメージの関係を考察する。著書に『指紋論 心霊主義から生体認証まで』、訳書に、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』、ピエール・ルジャンドル 『同一性の謎』など。

倉石信乃
明治大学教授。近現代美術史・写真史・美術館論。2007年まで横浜美術館学芸員。「マン・レイ展」「ロバート・フランク展」「菅木志雄展」「中平卓馬展」「李禹煥展」などを担当した。1998年第4回重森弘淹写真評論賞(「写真使用法」、のち『反写真論』所収)。2011年日本写真協会学芸賞(『スナップショット-写真の輝き』)。

開催日時:2014年1月18日(土)17時45分~(開場17時15分)
17時45分~:フィルム上映(約13分)
18時~20時:トークショウ
開催場所:東京堂・神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費500円(要予約 ※本イベントにはドリンクは付きません) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「『種差 四十四連図』刊行記念イベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせ下さい。 電話 03-3291-5181

戎光祥出版「ミステリ珍本全集」刊行記念フェア 『日下三蔵 ミステリ・SF小説偏愛コレクション』開催! 神田神保町店3階

 ミステリ珍本全集(戎光祥出版)の刊行開始を記念しまして、編者の日下三蔵さんによる選書フェアを開催しています。

ミステリ・SF評論家、フリー編集者としてご活躍されている日下さんならではの選書&コメントを頂きました。

その他日下さんが手がけた作品集などもありますので、ミステリ・SFファンの方は是非一度足をお運びください。

11/22追記:ミステリ珍本全集第2巻『輪堂寺耀 十二人の抹殺者』入荷しました!

神田神保町店3階

田代一倫さんの展示、はじまりました!

前記事で告知しておりました田代一倫さんの写真展、はじまりました!
会期は11月30日(土)までです。

一階カフェ壁面には、四つ切版のプリントを展示していただいております。
額装されていないプリントをじかにご覧頂けるかたちになっており、
写真の美しさをダイレクトに感じることができます。

また、階段での展示は、色校時の抜き刷りをパネルとして展示しております。
たくさんの写真を一度にご覧いただけます。
写真に添えられた撮影時の覚書とともに、ゆっくりご覧いただければ幸いです。

そして、写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013』(里山社)は、
11月8日発売です!
ご予約承っております! レジにてご用命ください。
田代さんのサイン入り『はまゆりの頃に』もご予約いただけます。
レジにてお尋ねください。

里山社さんホームページ
http://satoyamasha.com/