小冊子「三階」のご紹介

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以前より度々東京堂書店3Fで発行・配布しておりました小冊子「三階」が装いも新たに生まれ変わりました。今回は第1回目よりジャン=リュック・ゴダール監督の新作「ゴダール・ソシアリスム」(2010年12月公開)の公開を受けまして、発刊された「ゴダール的方法」(インスクリプト刊 平倉圭著)の書評が中心となっております。近年のゴダール映画は極めて難解であると思われており、安易な言語化も論断も許さない作りは批評家泣かせであることは元より一般人には近づくことすら難しいというのが通例でした。よって観客はスクリーンで繰り広げられる暴力的かつ詩的、アナーキーで絢爛たる映画的スペクタクルに一瞬一瞬その身をゆだねるという仕方でしかそれを味わうことができなかったように思われます。そのゴダール作品に隠されているロジック、映画的な思考と知覚の原理をめぐり、哲学的で精緻な論考をすすめた本書をめぐる書評をお楽しみください。

第2号は大山載吉氏と小紙担当三浦との往復書簡で、内容は「ゴダール的方法」をめぐる応答となっております。

今週のベストセラー(2月22日調べ)

1 謎解きはディナーのあとで 東川 篤哉 小学館 1575円 B6
2 ナマズの幸運。東京日記3 川上 弘美 平凡社 1260円 B6
3 渋沢栄一 Ⅰ 算盤篇 鹿島 茂 文藝春秋 2100円 B6
4 たぶらかし 安田 依央 集英社 1365円 B6
5 氷河期 ニコラ・ド・クレシー 小学館集英社プロダクション 3150円 A4
6 渋沢栄一 Ⅱ 論語篇 鹿島 茂 文藝春秋 2100円 B6
7 警視庁FC 今野 敏 毎日新聞社 1680円 B6
8 「ワタクシハ」 羽田 圭介 講談社 1575円 B6
9 目的をもたない意志 山川 方夫 清流出版 2100円 B6
10 ポータブル文学小史 エンリーケ・ビラ=マタス 平凡社 1995円 B6

『潮汐の間』(現代思潮新社刊)発刊記念講演会

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『潮汐の間』(現代思潮新社刊)発刊記念
著者フィスク・ブレット氏講演会(「日本空襲デジタルアーカイブ」設立者)

――「たった65年前、アメリカと日本は戦っていたんだ。・・・・・・あの戦争はいったい何だったんだろう?」戦争とは? 人間とは?――

開催日時 3月19日(土)15:00~17:00(開場14:45)
開催場所 神田本店6階
参加方法 参加費500円(要予約)
電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「フィスク氏イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。電話 03-3291-5181

※『潮汐の間』紹介

題名:『潮汐の間』 Between the Tides 
著者:フィスク・ブレット Bret Prescott FISK
造本:46判 並製 348頁 定価1680円
発売予定:3月21日頃

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岡本太郎フェア開催中

PICT0010「芸術は爆発だ」といった名言や1970年の大阪万博での太陽の塔などの作品で広く知られ、また破天荒な芸術観・人生観で死後も尚世の中を揺さぶり続け、また愛されている芸術家岡本太郎さんの生誕100年を記念して東京堂書店では現在本店1Fにてブックフェアを開催しております。

意外に知られていない著作の数々が多く並びます。岡本太郎さんの縄文に起源する荒々しい呪術的世界観にこの機会に親しんでみてはいかがでしょうか。

東京堂書店 店内リニューアルのお知らせ

東京堂書店リニューアルのお知らせ

本好きの皆様のご要望にお応えして東京堂書店では更なる文芸書の棚増設をいたします。1Fにアウトレットブックや作家セレクト本棚コーナーを、2Fに日本文芸著者棚の創設と群像社や砂子屋書房、平凡社東洋文庫の紀行書フェアを行います。皆様のご来店をお待ちしております。

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※店内リニューアルに伴う営業時間変更と臨時休業のお知らせ

お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、下記の通り営業時間の変更と臨時休業をさせていただきます。

3月12日(土) ふくろう店のみ18:00にて閉店
3月13日(日) 本店・ふくろう店 臨時休業
3月14日(月) 本店・ふくろう店 リニューアルオープン

尚、毎度入荷の度に御好評いただいている豆本ガチャポンの次回入荷は2月27日と予定しております。3月14日より豆本ガチャポンないし豆本コーナーの場所は3階に変更になります。