3階フェア「『photographers’ gallery press no.11』の世界」開催中!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『photographers’ gallery press no.11』発売に合わせ、
3階では同号の関連書籍を集めた特集コーナーを展開しております。

バックナンバーも取り揃えておりますので、同誌の比類のない意義を
感じて頂けるのではないかと思います。

同号では、フェリックス・ガタリであれば「機械状異質発生」とでも呼んだような、
人間と諸事物とのアレンジメント(コレクティヴ=共同体)としての主体性の
生産とともにイメージをとらえようとする試みが印象的です。
イメージをとらえるとき、そこには必ず、対象を把握するのと同時に、
主体性(精神-身体-環境、等々の仮設的まとまり)の生産が作動しているはずです。
もう少し細かくいうと、恐らく、石をとらえる時と肉をとらえる時に
作動する主体性のモードは異なるはずだし、あるいは石と肉とを
同時にとらえる時の主体性のモードはまた異なるはずです。
同誌に収められた災害、土木工事のイメージを前に人は、
コレクティヴな主体性が、極度に緊張した、あるいは混乱した形で
作動するのを感じるでしょう(コレクティヴな主体性は「内面」で作動するのではない!)。
同誌は、人間を、自然を、技術を、出会いを、欲望を、肯定的に発明しているのです。

↓版元の同号紹介ページ

http://pg-web.net/home/information/press11/index.html

 (次回の企画の準備の為ガタリばかり読んでいる人文書担当・三浦記す)

【神田神保町店】【Chez moi】【ソヨカふじみ野店】【アトレヴィ東中野店】 期間限定 ブックカバーのお知らせ

富士フイルム株式会社とのコラボレーションで期間限定デザインブックカバーをお選び頂けます。

12/1より12/31まで限定枚数となります。

単行本サイズ

文庫サイズ

 製品についての詳細は、こちらにて(富士フイルム-デジタルカメラ)

企画・デザイン 株式会社ゼルス

慶應義塾大学出版会『詩学講義 無限のエコー』刊行記念 吉増剛造さんトーク&サイン会開催!

“立石寺への死出の旅――
芭蕉・山寺Ciné”

本書『詩学講義 無限のエコー』において重要なテーマとなった芭蕉。代表句のひとつ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」がよまれた立石寺へ吉増がたずねた。その旅の映像とともに、芭蕉の音楽的天性について語る。「蝉の声」とはいったい何のか――。芭蕉の奏でる音楽に耳をすます。

□プロフィール
吉増剛造 Gozo YOSHIMASU
1939年東京生まれ。詩人。1963年慶應義塾大学文学部国文科卒業。在学中から「三田詩人」「ドラムカン」を中心に詩作を試みる。60年代末より詩の朗読を始め、世界各地で先鋭的なパフォーマンスを行う。近年は銅板オブジェや写真、映像作品も手掛ける。主な作品に『黄金詩篇』(1970年、高見順賞)、『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)。『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(1998年、芸術選奨文部大臣賞受賞)、『表紙 omote-gami』(2009年、毎日芸術賞)、『キセキ gozoCiné』(2009年)など。

□新刊『詩学講義 無限のエコー』ご紹介
極北を走り続ける詩人・吉増剛造が2009年に慶應義塾大学で教鞭をとった。映像と色とりどりの授業譜を駆使しておこなわれた「詩学講義」をここに完全書籍化! 唯一無二の「お教室」がいまあざやかによみがえる。中原中也、石川啄木、柳田國男、田村隆一、武満徹、ラフカディオ・ハーン、萬鐵五郎、深澤七郎、瀧口修造、エミリー・ディキンスン、ニーチェ、芭蕉、宮澤賢治、萩原朔太郎……。詩人たちの「声」と「音楽」がこだまする、キセキの講義録!

開催日時:12月7日(金)18:30~20:00(開場18:00)
開催場所:神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約 ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、件名「吉増さんトークイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問い合わせください。電話 03-3291-5181
※当日16:30より1階総合カウンターにて受付を行います。参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、店内カフェにて指定のドリンクとお引換えください。尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。(終演後は引き換え頂けません

『中上健次集』(インスクリプト)全巻予約受付開始(!)のおしらせ

東京堂書店神田神保町店では、
いよいよインスクリプトから刊行が始まる
『中上健次集』(全十巻)の全巻予約を開始しました!

ご興味のある方は当店係員までお声掛けください。

没後二十年を機に編まれる同作品集は、今なお文学を鼓舞し続ける
中上健次の全貌をとらえ直す絶好の機会となることでしょう。

間村俊一氏&港千尋氏による造本にも期待です!

↓版元であるインスクリプトの『中上健次集』紹介ページ
http://www.inscript.co.jp/nakagami