3階にて・・ 夏葉社プレゼンツ「冬の本」フェア開催中!


 

 吉祥寺にて「何度も、読み返される本を。」をモットーに、マス生産ではない、具体的なひとりひとりの読者の為の本づくりをなさっている出版社、夏葉社さんの新刊「冬の本」が刊行されました。
 
 冬と一冊の本について、84名の錚々たる著者・著名人が書き下ろしたエッセイ集となっており、素敵な装丁は和田誠さんによるもの。
 寒い冬にとても暖かい、そして冬の星座の様な美しい内容のこの本は、夏葉社代表 島田潤一郎さんのお人柄を表している様な気がしてなりません。

 今回、「冬の本」刊行を記念し当店3階にて、「冬の本フェア」を開催致しております。「冬の本」で紹介されている本を集めたものですが、夏葉社のこれまでの刊行書籍も並べております。
 「冬の本」を編集された北條一浩さんの最新刊「わたしのブックストア」も同時発売です。

 冬が来ると思い出す本、心暖まる本、まるで冬のような本、具体的な著者が感じ取った一冊一冊の温もり・・
 あなたにとって「冬の本」って何ですか?
                        フェア担当より
*東京堂書店 今週のベストセラー(12月18日調べ)
 「冬の本」が2位にランクインです!

1階にて PIEinternational(パイインターナショナル)の本フェア好評展開中!

 書物の遠大な世界を我々に垣間見せてくれる出版社を巡る旅、TOKYODO PRIME COLLECTIONももう12弾目。今回はデザイン・ビジュアル本を柱に持つおしゃれでポップでポピュラーで、尚且つ新奇で前衛的で刺激的な出版社、パイインターナショナルさんにご登場頂きました!
 日本人の郷愁を誘う伝統文化の本、乙女心をくすぐる粋美な本、企業広告からレトロデザインまで、無限の広がりを見せるデザイン書、見るものを圧倒し、既存の価値観を揺さぶるビジュアルブック・写真集etc・・
 外出の多いこの時期、本もおしゃれに着飾ってみませんか?贈り物にも最適です!
 書物の可能性は無限大!1階フェア担当からでした。

 

3階にて 成文社 ロシア 東欧の風フェア 開催中! 

 ロシア・東欧関係の文学・人文書のラインナップに定評がございます成文社。今回、成文社の選りすぐりのベストセレクションが当店3階にて一同に集結!
 スロベニア文学の巨匠 イヴァン・ツァンカルの作品集や、チェコの思想家T・G・マサリクのロシア研究の名著「ロシアとヨーロッパ」、スラヴの視覚芸術の読解を通じてスラヴ民族の共通性と個性に迫る「イメージのポルカ」、19世紀ロシア最大の知識人アレクサンドル・ゲルツェンの苛烈な生を描く「ゲルツェン評伝」、国際通信史を通して明治時代の日本社会の実相に迫る新刊「国際通信使でみる明治日本」等・・・
 この冬東京堂書店3階でロシア・東欧の知の風が吹き荒れます!どうぞお立ち寄り下さいませ。
 

3階フェア「『photographers’ gallery press no.11』の世界」開催中!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『photographers’ gallery press no.11』発売に合わせ、
3階では同号の関連書籍を集めた特集コーナーを展開しております。

バックナンバーも取り揃えておりますので、同誌の比類のない意義を
感じて頂けるのではないかと思います。

同号では、フェリックス・ガタリであれば「機械状異質発生」とでも呼んだような、
人間と諸事物とのアレンジメント(コレクティヴ=共同体)としての主体性の
生産とともにイメージをとらえようとする試みが印象的です。
イメージをとらえるとき、そこには必ず、対象を把握するのと同時に、
主体性(精神-身体-環境、等々の仮設的まとまり)の生産が作動しているはずです。
もう少し細かくいうと、恐らく、石をとらえる時と肉をとらえる時に
作動する主体性のモードは異なるはずだし、あるいは石と肉とを
同時にとらえる時の主体性のモードはまた異なるはずです。
同誌に収められた災害、土木工事のイメージを前に人は、
コレクティヴな主体性が、極度に緊張した、あるいは混乱した形で
作動するのを感じるでしょう(コレクティヴな主体性は「内面」で作動するのではない!)。
同誌は、人間を、自然を、技術を、出会いを、欲望を、肯定的に発明しているのです。

↓版元の同号紹介ページ

http://pg-web.net/home/information/press11/index.html

 (次回の企画の準備の為ガタリばかり読んでいる人文書担当・三浦記す)