【神田神保町店】『榛地和装本展 -編集者藤田三男の装本-』 三島由紀夫『サド侯爵夫人』から『コレクション・モダン都市文化(全百冊)』へ

『榛地和装本展 -編集者 藤田三男の装本-』
三島由紀夫『サド侯爵夫人』から『コレクション・モダン都市文化(全百冊)』へ

   

1961年、河出書房新社へ入社、2010年、ゆまに書房退社まで、藤田三男氏は約50年にわたり文藝書編集に携わってきた。

藤田氏にはもう一つの顔がある。

装本家・榛地和としての多くの仕事である。

1965年、三島由紀夫『サド侯爵夫人』から、2014年6月完結の「コレクション・モダン都市文化」(全100冊)まで、50年にわたり多くの装本を手掛けた。その内より約100点を選び展示する装本展である。

作家、装幀家、編集者が一体となって制作した手づくりの本を一堂に集め、いま電子書籍の時代に向けて、「本とはなんとうつくしいものか」という問いかけを、改めて書籍文化の一つの在り処として示す試みである。 (『榛地和装本展 -編集者 藤田三男の装本-』 開催概要より)

【会期】 2014年10月24日 (書店の営業時間に準ずる)

【開催場所】 東京堂書店 神田神保町店 1階フェアコーナー・店頭ウィンドウ面

こちらの装本展に合わせ、初日の10月24日、榛地和(藤田三男)さんによる、講演会を開催致します。(満員御礼受付け終了致しました)

あなたは今、このフェア情報を見ている。

 

慶応義塾大学出版会刊 佐々木 敦 著 「あなたは今、この文章を読んでいる。」刊行記念

題して、

「このフェアはフィクションです。*実在のものとも関係あります」当店1Fにて開催中!

「メタフィクション」及び佐々木敦さんが提唱する文学の新規概念、「パラフィクション」を特集いたします。

 

パラフィクションとは・・・

ゼロ年代後半から、「メタフィクション」の限界を乗り越えるべく構想された作品群が登場しはじめる。それらのテクストには、「読者」に「読む」という能動的行為を要求するプログラムが内包されていた。本書では、そのプログラムを「近傍の/両側の/以外の/準じる/寄生する」という意味をもつ「パラ」を冠するフィクションとして名づけ、提言する。「読者」つまり「あなた」が読むたびに新たに生成されるフィクション、それが「パラフィクション」である。

「あなたは今、この文章を読んでいる。」帯文より

棚では現実に存在する記号が虚構化し、文字列が横溢しております。それらを読者が読解することによって成立するフェアです。目玉として、慶応大学出版会スタッフの入魂の選書や、佐々木敦さん、藤田直哉さんにお薦め頂いたメタフィクションの作品もご用意しております。この棚を作った担当Kは作業の最中、忽然と姿を消しました。もしかしたら鏡面世界棚に取り込まれたのかもしれません。皆さん、良かったら彼を探してみて下さい。

そして来る10月17日、イベントを開催します。

虚構内存在の存在論

佐々木敦(批評家、早稲田大学学術院教授) × 藤田直哉(SF・文芸評論家)

開催日時:2014年10月17日(金) 19時~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「佐々木さん藤田さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 店内カフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。

 

 

 

 

春風社フェア内企画 装丁家お2人による特製ポップ掲示!


↑長田年伸さん選書のコーナー

 

神田神保町店3階にて開催中の、春風社フェアにて、同社の多くの書籍を装丁されてきたお二人の装丁家、長田年伸さんと矢萩多聞さんにポップを提供していただきました。

とても興味深い内容です。ぜひ店頭で御覧ください

選書していただいた書籍以外でも、同社のタイトルには、こだわりぬいた、実験的な造本の書籍がたくさん。
ちょっとあきれるくらいです(失礼!)。
まとめて見ることのできる貴重な機会と存じます。
造本・装幀・活字マニアの方もぜひ!

 

↓矢萩多聞さんは変型のポップを作製してくださいました。のろまな担当者の作業が間に合わず特別な表示がなく、ナゾの手書き&活字混在ポップが棚のあちこちに設置してありますが、矢萩さんによる特製ポップですので、とくと御覧ください!

 

春風社フェア関連企画 橋本照嵩さんポスター展開始!!

只今神田神保町店3階で開催中の「春風社ほぼ全点フェア」関連企画のご案内です。

この度春風社さんから上梓されたばかりの橋本照嵩さんの写真集『石巻 2011.3.27~5.29』所収の作品からB1サイズのポスター11枚を作成していただきました。

胸に迫る力強い作品に言葉を失います。

当店奥の階段スペースにて、10月末まで展示をさせていただいております。ぜひ足をお運びください。

また、2階美術書コーナー、3階春風社フェアコーナーにて、プリントも5点展示しております!こちらもぜひご覧ください。

3階で開催中の「春風社ほぼ全点フェア」では、橋本照嵩さんに署名していただいた作品集『北上川』、 『石巻 2011.3.27~2014.5.29』も販売しております。御手にとって御覧ください。

 

春風社創業15周年記念、ほぼ全点フェア開催中(神田神保町店3階)

現在、神田神保町店3階エレベーター前にて、今年創業15周年を迎える横浜の出版社、春風社さんの書籍ほぼ全点を取り揃えてフェア開催中です。

人文書、文芸書、芸術書など、多彩かつ個性的なタイトルが約500点!!

いずれも、はなぎれに至るまで神経の行き届いた見事な造本。本文まで活版で刷られた書籍も!必見です。

また、10月末までの会期中、橋本照嵩さんの新刊、写真集『石巻』所収の作品によるポスター展も開催致します。後日詳しくご案内致します。ご期待ください。

 

 

新井潤美先生選書フェア「メイドを通してみる英国文化」開催中!(神田神保町店3階)

ただいま神田神保町店3階にて、ロジーナ・ハリソン著『おだまり、ローズ』(新井潤美監修・新井雅代訳、白水社)の刊行に合わせ、監修者の新井潤美先生の選書による「メイドを通してみる英国文化」フェアを開催中です。

新井先生には、英国文化史に関する書籍ばかりでなく、古典から現代に至る文学作品、コミックまで、多彩なタイトルを選書していただきました。現代のサブカルチャー作品におけるキャラクター造形にまで影響がつづく、メイドや執事をめぐる歴史・文化を深く学ぶことのできる楽しい棚になっていると思います。ぜひ御覧ください。

 

【神田神保町店】諏訪部浩一さん選書 「アメリカン・ノワールの世界」フェア開催中! 

 只今神田神保町店3階にて、アメリカ文学者 諏訪部浩一さんセレクトによる、
 「アメリカン・ノワールの世界」フェアを開催しております。

 出口がないこの世界で、不条理な運命に翻弄されて虚しくあがく人間を、犯罪ドラマの手法で描く「ノワール」。
 『「マルタの鷹」講義』で日本推理作家協会賞を受賞し、今年「ノワール文学講義」を上梓した諏訪部さんが
 今考えられるベスト・ノワール、およびノワールの起源と可能性を読者の皆様に問いかけます!
  海外文学・ミステリファン必見の非常にレアな企画です。どうぞ皆様お見逃しなく!
 
  9月末まで開催

【神田神保町店】批評家 岡和田晃氏による 批評の闘争領域の拡大フェア

「向井豊昭の闘争 異種混交性の世界文学」(未來社)

「飛ぶくしゃみ 向井豊昭傑作集」(未來社)

「北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅」(寿郎社)

刊行記念

現代の閉塞的状況下で、批評の持つパワーを再び見出すために―。

「「世界内戦」とわずかな希望―伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」

で第5回日本SF評論賞優秀賞を受賞した若き知性、岡和田晃さんの拡大する

批評活動・思索の源流がここに顕現します。

岡和田さんが縦横無尽に論ぜられるジャンル無用のマスターピースが織りなす

小宇宙は、展開中の平台を超えて「世界」への問題意識・時代に埋もれていくもの

の価値を私たちに再提示してくれるものとなっております。

どうぞ皆様その目、その手で、その情報密度の高さをご確認下さい。

当店3Fエスカレーター前にて開催中!

 

【9/4更新開催中止・アトレヴィ東中野】 絵本作家・長谷川集平 トーク&サイン会 9月14日19時~ 同時開催ブックフェア

9/4更新 こちらのイベントは 諸般の事情により中止とさせていただきます

ブックフェアは開催中でございます

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*絵本作家「長谷川集平」の世界フェア
開催期間:9/2~9/15
開催場所:アトレヴィ東中野店3階「東京堂書店」フェア棚

『はせがわくんきらいや』(1976年)でデビュー以来、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、
斬新な絵本作法で鮮烈な作品群を発刊し続けている絵本作家、長谷川集平のフェアを開催します。
同時開催:長谷川集平原画展(@ Space&Cafeポレポレ坐)
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既に、お申込みの方々へは順次 ご連絡中でございます、ご了承の程お願いいたします

東中野・ポレポレ坐さん関連企画(フェア&トークショー)の開催が決定しました

絵本作家・長谷川集平 トーク&サイン会

― 絵本を描きながら考えてきたこと ― 

『 はせがわくんきらいや 』 から 『 アイタイ 』 まで

1976年、森永ヒ素ミルク事件を題材に大胆な構図で描いた「はせがわくんきらいや」でデビュー。
絵本界にセンセーションを巻き起こした長谷川集平。
子どものみならず、人の心の奥底へ直接呼びかけるような作品群に、
長谷川ワールドが脳裏に焼き付いて離れない!という根強いファンが後を絶ちません。
今回は近著の「アイタイ「およぐひと」を中心に、自身にとっての絵本づくりについてたっぷりと語っていただきます。
トーク終了後にはサイン会も開催。ぜひふるってご参加ください。

【長谷川さんのプロフィール】

 長谷川集平 (はせがわ しゅうへい)絵本作家/ミュージシャン

 兵庫県姫路市出身。武蔵野美術大学中退。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくんきらいや』でデビュー。日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。1990年赤い鳥文学賞。1992年路傍の石文学賞。『ホームランを打ったことのない君に』で、2007年第12回日本絵本賞。著作多数。絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。2002年から京都造形芸術大学客員教授。

  ライブ歴は40年超。ブルーグラス→ブルース→パンク・スカバンド「スペシャル・サンクス」(鈴木常吉がいた)では渋谷・屋根裏でレギュラー出演。解散後、バンド仲間であった妻のクン・チャン(cello)とツーピースバンド「シューヘー」を結成。吉祥寺MANDA-LA2に定期的に出演。1991年から長崎市に住む。グレゴリオ聖歌、日本の古い音楽からロックまで、多彩な背景を持った音づくりに乗せた集平のことばが織りなす日本語の歌は、ファンならずとも必聴もの。絵本では味わえない集平ワールドにいざなわれる。チェロとギターでどこまでやれるか、ふたつの楽器の絡み合いは、癒し系というより掻き乱し系。

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19:00開場/19:30開演

会場:Paper Back Cafe (アトレヴィ東中野3F)

料金:800円 ワンドリンク付

予約:03-5937-2590(Books Tokyodo アトレヴィ東中野店)

もしくはBooks Tokyodo アトレヴィ東中野店店頭にて

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*絵本作家「長谷川集平」の世界フェア
開催期間:9/2~9/15
開催場所:アトレヴィ東中野店3階「東京堂書店」フェア棚

『はせがわくんきらいや』(1976年)でデビュー以来、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、
斬新な絵本作法で鮮烈な作品群を発刊し続けている絵本作家、長谷川集平のフェアを開催します。
同時開催:長谷川集平原画展(@ Space&Cafeポレポレ坐)