10/19(金) 19:00~
『カヴァフィス全詩』(書肆山田)刊行記念
池澤夏樹さんトークイベント
「わがギリシャ」

歴史のアイロニーと一人の孤独な人間のありよう、そして同性愛者の官能と悲傷――今なお高く評価され、読まれ続けているギリシャの孤高の詩人、カヴァフィスの詩と長年向き合ってきた池澤夏樹さん。そのおよそ40年にも渡る思索の時が、この度書肆山田から「カヴァフィス全詩」として結実しました。カヴァフィスの詩やギリシャ世界の魅力について語って頂きます。

※今回のイベントはサイン会はございませんので、あらかじめご了承ください。
なお、イベント会場にて『カヴァフィス全詩』のサイン本を販売いたします。

一九七五年にギリシャに住むことにしたのはもちろんロレンス・ダレルならびに弟の動物学者ジェラルド・ダレルの影響。だが、しばらく日本を出ようと思い立った時、言葉を覚えて読むものがある国という基準を自分に課したについてはカヴァフィスを考えていたと思う。アテネに家を見つけ、大学の予科に通ってギリシャ語を学んだ。
(「カヴァフィス全詩」あとがきより)

≪プロフィール≫

池澤夏樹(いけざわ・なつき)

1945年生れ。旅を重ね、ギリシャほか各地に住むも、現在は札幌在住。詩集に『この世界のぜんぶ』『池澤夏樹詩集成』『最も長い河に関する省察』『塩の道』。詩に関る翻訳にブローティガン『チャイナタウンからの手紙』『古事記』現代語訳ほか。小説に『双頭の船』『静かな大地』(親鸞賞・司馬遼太郎賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『スティル・ライフ』(芥川賞)ほか多数。エッセイに『ギリシャの誘惑』『星界からの報告』『楽しい終末』(伊藤整文学賞)ほか多数。翻訳にジェラルド・ダレル、カート・ヴォネガットなど。

開催日時:2018年10月19日(金) 19時00分~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加費: 800円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『池澤さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。  

ご予約受付電話番号:03-3291-5181

当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。

会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。

やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。

10/4(木)19:00~
平和の棚の会10周年企画
斎藤美奈子さん×早川タダノリさんトークイベント
「積極的平和と出版メディア~平和のために出版はなにができるのか~」

今年結成から10年を迎えた『平和の棚の会』が選書の基準にしている「積極的平和」。
その概念は単に「戦争がない」という状態だけを「平和」とするのではなく「衣食住・人権・福祉・ジェンダーなどで差別されず、命がおびやかされない状態」を指します。
今から81年前の1937年に始まった日中戦争は太平洋戦争へと発展してゆきました。
世の中が戦争へと突き進むなかで、庶民はどのように戦争に向き合ったのか。
また、円本ブームなどを経て庶民への情報提供者となっていた出版社はどのように戦争にかかわったのか。現代となにが相似し、なにが違うのか。「積極的平和」を一つの軸にして考えます。
トークは『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)で、戦争前夜から敗戦直後までの婦人雑誌の料理レシピから時代に迫った文芸評論家の斎藤美奈子さん。
戦前の「家」制度の実像と、「日本の伝統的家族」モデルのイデオロギー性を 探る『まぼろしの「日本的家族」』(青弓社)編著者の早川タダノリさんです。

≪プロフィール≫

斎藤美奈子(さいとう・みなこ)

1956年生まれ。文芸評論家。1994年に『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年、『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『名作うしろ読みプレミアム』(中央公論新社)、『学校が教えないほんとうの政治の話』(筑摩書房)、『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書)など。

早川タダノリ(はやかわ・ただのり)

1974年生まれ。編集者。『神国日本のトンデモ決戦生活』『原発ユートピア日本』『憎悪の広告』(いずれも合同出版)『「愛国」の技法』『「日本スゴイ」のディストピア』『まぼろしの「日本的家族」』(いずれも青弓社)。

開催日時:2018年10月4日(木) 19時00分~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加費: 800円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『斎藤さん×早川さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。  

ご予約受付電話番号:03-3291-5181

当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。

会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。

やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。

9/27(木) 19:00~
平和の棚の会10周年企画
斎藤貴男さん×三宅勝久さんトーク&サイン会
「マスコミの歪んだ世論づくり 『大東建託の内幕』を題材にして」

ジャーナリズムが批判精神を失えばどうなるのか。広告と一体となっている報道に警鐘を鳴らし続ける斎藤貴男さん、マスコミが伝えない「大東建託の内幕」に果敢に斬り込んだ三宅勝久さん、権力に忖度するマスコミの趨勢に抗い続けるジャーナリストが、現代日本の問題点を語る。


≪プロフィール≫

斎藤貴男(さいとう・たかお)

1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「プレジデント」編集部、「週刊文春」記者などを経てフリーに。主な著書に、『機会不平等』(岩波現代文庫)『「あしたのジョー」と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)、『強いられる死 自殺者三万人超の実相』(河出文庫)、『民意のつくられかた』(岩波現代文庫)、『消費税のカラクリ』(講談社現代新書)、『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)、『ジャーナリストという仕事』(岩波ジュニア新書)、『失われたもの』(みすず書房)、『戦争経済大国』(河出書房新社)など多数。近刊に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「明治礼賛」の正体』(岩波ブックレット)。

三宅勝久(みやけ・かつひさ)

ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。 1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。『山陽新聞』記者を経て現在フリージャーナリスト。「債権回収屋G 野放しの闇金融」で第12回『週刊金曜日』ルポルタージュ大賞優秀賞受賞。2003年、『週刊金曜日』連載の消費者金融武富士の批判記事をめぐり同社から損害賠償請求訴訟を起こされるが、最高裁で勝訴確定。著書に『自衛隊という密室 いじめと暴力、腐敗の現場から』(高文研)『自衛隊員が泣いている 壊れゆく〝兵士〟の命と心』(花伝社)『日本を滅ぼす電力腐敗』(新人物文庫)『司法が凶器に変わるとき 「東金女児殺害事件」の謎を追う』(同時代社)など多数。

開催日時:2018年9月27日(木) 19時00分~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加費: 800円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『斎藤さん×三宅さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。  

ご予約受付電話番号:03-3291-5181

当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。

会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。

やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。

【満員御礼】9/29(土) 14:00~
山尾悠子『飛ぶ孔雀』(文藝春秋)その後・・・
山尾悠子さん×金原瑞人さんトークイベント
「終わっても終わりきらない物語のために」

満 員 御 礼   

本イベントの予約受付は定員に達したため、終了しました。

この5月に、8年ぶりとなる連作長編小説『飛ぶ孔雀』を上梓された幻想小説家の山尾悠子さん。その魅力を「読み終えて、満たされて、ひと息ついても、まだ満たされない気持ちが快く残る、終わっても終わりきらない物語」と評される法政大学教授・翻訳家の金原瑞人さん。お二人は実は、岡山市の小中学校の同級生なのです。時に難解と思われてしまう山尾文学の楽しみ方から、作品に影響を与えた岡山の風土まで、お話がはずむに違いありません。

※今回のイベントはサイン会はございませんので、あらかじめご了承ください。
なお、イベント会場にて『飛ぶ孔雀』のサイン本を販売いたします。
お買い上げ特典として「『飛ぶ孔雀』スペシャルペーパー(山尾悠子さん特別寄稿)」を
差し上げます。

山尾悠子(やまお・ゆうこ)

1955年、岡山市生まれ。同志社大学文学部国文学科卒業。75年、「仮面舞踏会」(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。著書に『夢の棲む街』『仮面物語』『オットーと魔術師』『山尾悠子作品集成』『ラピスラズリ』『歪み真珠』『夢の遠近法』『角砂糖の日』(歌集)など。

金原瑞人(かねはら・みずひと)

1954年、岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど500点以上。訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『国のない男』『文学効能事典』『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』、エッセイ集に『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。HPはhttp://www.kanehara.jp/

 

開催日時:2018年9月29日(土) 14時00分~(開場13時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加費: 800円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『山尾さん×金原さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。  

ご予約受付電話番号 : 03-3291-5181

当日12:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。
会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。

やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。

10/3(水)19:00~
平和の棚の会10周年企画
高橋哲哉さん×徐京植さんトーク&サイン会
「責任について 日本を問う20年の対話」

嫌韓、嫌中、さらには沖縄にまで刃が向けられ、排外主義が蔓延する日本社会。
敗戦73年、戦後民主主義という「メッキ」が剥がれ、この国の〝地金〟がむき出しになった。
戦後責任を問い植民地主義を批判し続けてきた哲学者と作家が、日本マジョリティの「責任」について語り合う。

≪プロフィール≫

高橋哲哉(たかはし・てつや)

1956年福島生まれ。東京大学大学院教授。
著書に『記憶のエチカ』(岩波書店)『デリダ─脱構築』『戦後責任論』(以上、講談社)『靖国問題』(ちくま新書)『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)『沖縄の米軍基地─「県外移設」を考える』(集英社新書)など多数。共著に『断絶の世紀 証言の時代─戦争の記憶をめぐる対話』(共著:徐京植、岩波書店)『フクシマ以後の思想をもとめて』(共著:徐京植、韓洪九、平凡社)など。

徐京植(ソ・キョンシュク)

1951年京都生まれ。東京経済大学教授。
著書に『私の西洋美術巡礼』(みすず書房)『半難民の位置から─戦後責任論争と在日朝鮮人』(影書房)『プリーモ・レーヴィヘの旅』(晃洋書房)『植民地主義の暴力』『詩の力』『日本リベラル派の頽落』(以上、高文研)『フクシマを歩いて─ディアスポラの眼』(毎日新聞社)『中学生の質問箱 在日朝鮮人つてどんなひと?』(平凡社)など多数。高橋哲哉との編著『奪われた野にも春は来るか』(高文研)がある。

開催日時:2018年10月3日(水) 19時00分~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加費: 800円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『高橋さん×徐さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。  

ご予約受付電話番号:03-3291-5181

当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。

会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。

やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。