インスクリプト全点フェアのご案内 (5/8まで開催予定)

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このたび東京堂書店本店三階におきまして、インスクリプトの全点フェアを開催いたします運びとなりましたのでご案内申し上げます。
インスクリプトは思想、哲学、批評、海外文学の翻訳・研究、写真集などの出版において、一点一点が、その書籍の位置する分野において何らかの更新をもたらすような内容の高度さを備えると同時に、その分野の専門家ではない一般読者にとっても豊饒な読書体験をもたらしてくれる魅力的な本ばかりを刊行されてきた、この一〇年程の出版を語る上で欠かすことのできない出版社です。同社の書籍はまた、間村俊一氏の手がける美しい装幀においても私たちを楽しませ続けています。

港千尋氏、間村俊一氏による選書

今回、インスクリプト全点フェアに合わせまして、インスクリプトより出版されている全書籍の装幀をされている装幀家の間村俊一氏、そして、インスクリプトの多数の書籍に写真を提供されている写真家の港千尋氏に選書を依頼いたしました。同時に楽しんでいただければ幸いです。(間村氏の選書コメントには、一冊一冊に対し俳句を頂戴しております。大変素晴らしいものです。ご期待下さい。また、番外編と致しまして、インスクリプトの編集者お二人にも選書頂いております。こちらもお楽しみに。また、選書リスト、コメントを掲載した特製リーフレットも会場にて配布いたします)

間村俊一氏版下展同時開催

インスクリプト全点フェアに合わせ、東京堂書店本店三階おきまして、インスクリプトの全書籍の装幀を手掛けられている間村俊一氏による装幀の「版下」の展示をして頂けることとなりました。「版下」とは装幀において、写植した文字や図版を配し、紙、インク、色の指示などを記入した、言わば作家にとっての手書きの原稿のようなものです。データでの入稿が主流となっている今日、版下を用いて造本をされている間村氏の存在は貴重です。間村氏の作業を生々しく垣間見させてくれる版下を目にすることのできる珍しい機会です。是非足をお運び頂き、ご覧いただきたく存じます。

『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(朝日新聞出版)刊行記念 中島岳志先生トークイベント(4/11更新)

4/11更新 下記イベントの日程が決定しましたのでご報告いたします。
また今回ご報告が遅れたことをお詫びいたします。

『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(朝日新聞出版)刊行記念
「友達がいたのに彼はなぜ孤独だったのか?」
中島岳志先生トークイベント

秋葉原の歩行者天国で7人が殺害されて社会的に大きな関心を集めた無差別殺傷事件の判決が、3月24日に下されました。北海道大学准教授の中島岳志先生は、加藤智大被告の友人や職場の同僚たちを徹底的に取材し、彼がなぜ「孤独」に陥って、あのような事件を起こしたのかを探りました。

開催日時 5月24日(火)19:00~20:30(開場18:45)
開催場所 神田本店6階
参加方法 参加費500円(要予約)
電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「中島氏イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。電話 03-3291-5181